着物基礎知識

博多織は高値で買取可能?!高く売れる博多織の特徴を徹底チェック!

博多織のふるさとは、九州の政治・経済・文化の中心地として賑わう福岡市周辺です。

柄を見ればすぐに博多織と分かる代表的な献上柄をはじめ、さまざまな種類の織り物が作られています。

今回はそんな博多織の

「博多織は高額買取が可能なの?」
「そもそも博多織ってどんなもの?」
「証紙の見方が分からない」

などのさまざまな疑問について、特に買取に関する事柄を中心に詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、お手持ちの博多織のおおよその価格を知ることができますよ。

目次

博多織の買取相場

画像引用元:福岡の伝統的工芸品

日本三大織物として有名な博多織ですが、買取相場は一体どのくらいなのでしょうか?

博多織の買取相場はいくら?

博多織は、主に帯を中心に生産が行われています。

博多織の帯の買取相場は、1,000円~100,000円程です。

買取相場には随分差がありますが、この価格の差は以下の理由によるものです。

  • 原材料の品質
  • 手織りか機械織か
  • 帯の格
  • 職人の知名度

一口に博多織といっても、品質や織り方、帯の種類などにより買取価格にずいぶん差が出てきます。

中でも知名度の高い人間国宝の手掛けた作品になると、100,000円を超えるものもあるほどです。

博多織の買取額の高さは、ノーブランドの一般的な帯と比べてみるとよく分かります。

ノーブランド帯の買取相場
袋帯 10,000円~20,000円
名古屋帯 3,000円~5,000円
半幅帯 100円~2,000円

浴衣などに合わせる半幅帯は、着用シーンも季節が限定され、もともとの価格も安いため買取額も低めです。

しかし博多帯の場合、半幅帯でも品質が高ければ数千円の値が付くこともあり、他の帯と比べても買取額は高値が期待できます。

博多織が高価買取できる理由

それではどうして博多織は買取価格が高いのでしょうか?

その理由として以下の項目を挙げることができます。

  • 知名度が高い
  • 使い心地が良い
  • 貴重な手織り

博多織は、西陣織、桐生織と並ぶ日本三大織物として数えられる、全国的にも知名度の高い織物です。

知名度が高く、人気もあるということはそれだけ需要も高くなるので、買取額もその分高くなります。

また、博多織の帯は使い心地にも定評があり、これも需要の高さや買取額の高さにつながっているといえるでしょう。

さらに、現在ほとんどの博多織が機械織で作られている中、ごく少数生産される高級な手織りの博多織は買取額も高くなります。

実際に買取を行った人の口コミ

博多織の着物1点は5万円の買取額でした。どちらも証紙が付いていましたし、保存状態はかなり良好で尚且つサイズが大きかったのが高額査定になった要因だと言ってました。
遺品としていただいた小川善三郎の袋帯が、3万円でした。証紙の色は銀色で、状態が良かったようです。着物のことは全くわからない人間ですが、大変丁寧に対応してもらえました。
博多織の半幅帯を買い取ってもらいました。値段は6千円で、あまりない柄と保存状態が良かったことが決め手となったみたいです。

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利用者数が圧倒的に多い

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利用者の口コミ

着物30枚(内3枚は加賀友禅)を133000円で買取してもらいました
友禅1枚を95000円で買取してもらいました
着物は10点を95000円で買取してもらいました
娘の振袖を53000円で買取してもらいました
振袖1枚、留袖3枚、訪問着5枚、反物1単、帯10本を51000円で買取してもらいました
母が残した着物30点と私の振袖2点、帯8点を35000円で買取してもらいました

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買取の比較調査情報

博多織のシンボル【献上柄】

画像引用元:博多織工業組合

ここからは、高値の期待される博多織の一番人気、献上柄についてもう少し詳しく解説していきましょう。

博多献上柄とは

独鈷華皿 平ぐけ帯

画像引用元:京屋染物店

献上柄とは、仏具である独鈷と華皿のモチーフと、2種類の縞模様から構成される柄です。

江戸時代に幕府への献上品として納められていたことから「献上柄」という名前が付けられました。

上の写真のように独鈷と華皿をモチーフに図案化された柄がライン状に並び、それを挟むように縞模様が配置されているのが特徴です。

独鈷華皿

独鈷と華皿
(画像引用元:博多織工業組合

独鈷とは密教で使われる法具のひとつ。

真ん中あたりがくびれた、片手で持つ両端が尖った金属製の棒状のものです。独鈷を手に持ち、それでもって人の持つ煩悩を打ち砕くとされています。

華皿とは仏教において、御仏の供養を行う際に散らす華を乗せるためのもの。こちらも金属でできています。

独鈷華皿は、どちらも魔よけや厄除けを願って織られる柄です。

親子縞と孝行縞

この縞模様にはそれぞれ意味があり、太い線は親を、そして細い線は子供を表しています。

  • 親子縞:太い線が細い線を挟む、親が子を守る様子を表す
  • 孝行縞:太い線を細い線が挟む、子が親を慕う様子を表す

親子縞と孝行縞はどちらも、いつの時代にも変わらない親子の絆と愛情を表し、家内繁盛の願いが込められています。

博多織といえば献上柄というほど有名なので、人気が高く需要があるので買取額も高値です。

献上柄の中でも、伝統証紙が貼られたもの、手織りのものにはさらに高額です。

価値の高いものであるかどうかは、証紙を見ればすぐに分かります。

証紙については後ほど詳しく説明します。

五色献上

博多織

画像引用元:福岡の伝統的工芸品

買取額にはあまり関係がありませんが、博多織についての知識を少し深めるために、江戸幕府に収められていた献上柄の色、そしてそれぞれの意味について理解しておきましょう。

当時納められていた献上柄には5つの基本の色があり、それぞれに意味がありました。

徳:落ち着き、品格、高貴な色
仁:季節のはじめの春の色
礼:偽りなき誠の心、幸福や富を表す色
智:力強い、重厚、まじめで知的な印象を表す色
信:大地の色、ゆるぎない皇帝の威力を表す色

上の表の色が当時の基本の色でしたが、現在の献上柄は、決してこの色にとらわれることなく、さまざまな色の献上柄が織られています。

買取に関しては五色献上だから高値で売れるということはなく、献上柄自体が人気で、さらに原料の品質や製法などで買取価格が評価されます。

伝統的工芸品指定の【博多織7品目】

木村博多織手織り専門工房 伝統工芸士 木村佐次男

画像引用元:はかた国際工芸協会

数ある博多織の中でも、国の伝統的工芸品に指定されている博多織の帯は以下の7つ、伝統7品目です。

献上・変り献上
仏具の「独鈷(どっこ)」と「華皿(はなざら)」、また縞模様で柄を表現したもの
平博多(ひらはかた)
平織りの変化織りである「たてうね織」で縦に高低をつけて織られたもの
間道(かんどう)
平織りの縞織り物
総浮(そううけ)
浮けたてという技法を使い、自由に模様をえがいたもの
捩り織(もじりおり)
からみ織りの織り物で、夏の帯などが主
重ね織(かさねおり)
経糸、緯糸による重ね織りの紋織物
絵緯博多(えぬきはかた)
平織りの変化織り、または紋織りで織られたもの

画像引用元:博多織工業組合

細かく決められた博多織の伝統的工芸品の指定条件を満たしたものだけが伝統的工芸品と認められ、組合が発行する伝統証紙の貼り付けが許されます。

また、上の博多織7品目に加えて、袴と着尺(着物地)も伝統的工芸品に指定されています。

高額買取が期待できる有名作家

博多織の中でも特に高値で買取ができるのは、人間国宝や伝統工芸士が手掛けた博多織です。

人間国宝 小川善三郎

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小林善三郎
(画像引用元:公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団

小川善三郎は、1900年(明治33年)に福岡市で生まれ、小学校卒業後に、博多織の工場で働いて以来、献上博多織の技の追求し磨き続けてきた職人です。

最高級の博多織を世に送り出し数々な賞を受賞しています。

  • 1963年に全国織物物産地競技大会賞を受賞
  • 1973年に勲四等旭日章綬章綬章を受章

1971年には、献上博多織で人間国宝に認定されました。

あくまでも手織にこだわり、熟練の手しごとにより作り上げられる博多織は、厚くしっかりとしながらも柔らかい独特の風合いで、かつ品格があります。

1983年に82歳で亡くなりました。

小川善三郎が亡くなってから30年以上も経っているため、市場に出回っているのはごくわずかです。

数多くの着物や帯を扱う呉服店でもめったに出会えない逸品で、市場価格も100万円以上です。

そんな小林善三郎の帯を持っているとすれば、買取時数十万円の高値が付くことが予想されます。

今後も作品が作られることがないということを考えると、今後買取価格はさらに高まっていくことが予想されます。

画像引用元:丸杉ブログ

画像引用元:特選着物コレクション

小川善三郎の作品であることは、名前入りの木箱に入っていることや、反物の織はじめに「小川善三郎」の織り込みがあることで判別が可能です。

人間国宝 小川規三郎

小川善三郎

画像引用元:博多織工業組合

小川木三郎は1936年(昭和11年)福岡市で、人間国宝である小川善三郎の息子として生まれました。

1951年高校生のときにに父善三郎に弟子入りして以来、長年に渡る厳しい修行の中で、技術の研鑽を重ね、2003年に重要無形文化財「献上博多織」技術保持者に認定。

親子二代で人間国宝になるという快挙をなしとげました。

現在は、自身の作品作りはもちろん、九州産業大学名誉教授や博多織デベロップメントカレッジの学長を歴任し、後継者の育成にも取り組み、指導者として技の伝承に努めています。

他の博多織とは風合いがまったく異なり、しっかりとした地厚感がありながら、しっとりとしなやかで、他の博多織とは一線を画しています。

85歳と高齢になったことで生産量も少なく、現在は全国の呉服店、問屋を含めても数点ほどの在庫しかありません。

市場価格は180万円ほどともいわれています。

もし手持ちの博多織が小川規三郎のものであれば、小川善三郎の買取価格と同等、数十万円の買取額が期待できるでしょう。

人間国宝 小川規三郎作 献上博多織角帯のサブ4画像 人間国宝 小川規三郎作 献上博多織角帯のサブ2画像

画像引用元:特選きものコレクション

小林規三郎の作品であるかどうかは、帯が入っている木箱に書かれた小林規三郎の名前、また、生地の織はじめにある名前の織り込みが目印です。

伝統工芸士 平田藤三郎

【帯匠洛都】 博多紹巴伝説 平田藤三郎 本金箔 袋帯 丸菱工芸_1

画像引用元:Fashion Fan

国の重要無形文化財に指定された人間国宝には及びませんが、伝統工芸士の手がける作品も高額買取が期待できます。

伝統工芸士とは、国の伝統的工芸品の製造に従事する職人のことで、認定には12年以上の実務経験が必要です。

その中で、さらに高度な技術・技法を保持していると認定された職人が伝統工芸士であることを認められます。

伝統工芸士の中でも有名な平田藤三郎の手がけた博多織は高級品で、希少価値も高いため、状態が良ければ100,000円前後の高額買取が期待できるでしょう。

博多織の有名織元をチェック!

有名織元や老舗織元の博多織も、高価買取が十分に期待できます。

ここでは、博多織の織元の中でも特に有名な2つの織元を紹介します。

西村織物

画像引用元:西村織物

1861年創業の西村織物は、150年以上の歴史を持つ老舗メーカーで、現存する博多織の織元の中で最古の織元です。

工場内には織り機35台を所有しており、その規模は博多織の織元の中でも最大です。

創業以来、博多織とひたすら向き合い、歴史に裏打ちされた確かな技術を守り品質を高めて来た西村織物の商品は、絹の良さを最大限に引き出しています。

質の高い西村織物の帯や着物は、数ある博多織の中でも評価が高く、買取額も高値が期待できます。

森博多織

もりおーる工場内の写真

画像引用元:宇美町観光情報

数ある博多織の織元の中でも特に有名なのが、森博多織です。

森博多織は、1896年創業で120年以上の歴史を持つ老舗織元で、博多織の製造販売をしています。

博多織の伝統的な技法をしっかりと守りながら、時代のニーズに合わせて成長してきた織元です。

現在四代目森議夫が社長を務めており、博多織の帯、着物地はもちろん、その技術を生かして、名刺入れ、タオルなどの雑貨や日用品の生産も行っています。

有名ブランドの博多織は、品質の高さにも定評があるため、一般的な博多織と比べて高値が期待できます。

トップページ | 森博多織株式会社

森博多織のロゴ
(画像引用元:森博多織株式会社

森博多織の製品であるかどうかは、品質表記の製造者名、またラベルのロゴで確認することが可能です。

博多織の証紙は4種類

画像引用元:着物心

博多織の価値を知る上で、証紙の見方を知っておくことは大変重要です。

博多織の証紙の種類は以下の4種類、組合の検査後品質に応じたものが反物の端に貼り付けられます。

博多織のラベル 絹糸を含む割合で金、青に分かれる(以前は緑、紫のラベルも有)
品質表記 具体的に使用されている原料、製造元などの記載があるもの
手織之証 手織りの製品に貼られるもの
伝統工芸品に貼られる証紙
伝統マーク
伝統的工芸品の指定条件を満たした場合にセットで貼られる証紙

この証紙を見ることで、原料や織元の情報、手織りなのか、伝統工芸品であるのかを知ることができ、これがおおよその買取価格を知る手がかりになります。

【証紙1】博多織のラベルで品質を確認

画像引用元:博多織工業組合

まずは、博多織のラベルについて解説します。

このラベルは、平成23年6月より従来のものから現在のものに変わりました

現在のもの、従来のもの2つを説明していきます。

現在のラベルは2色

以下のラベルは、現在の博多織のラベルです。

ラベルの色で、絹を50%以上使用しているか、50%未満かを表しています。

【金】
絹50%以上使用の帯に貼り付け
【青】
絹50%未満使用の帯に貼り付け
【金】
絹50%以上の小物に貼り付け
【青】
絹50%未満の小物に貼り付け
着尺・袴地に貼り付け

画像引用元:博多織工業組合

博多織には絹の他に、綿・化学繊維・合成繊維などが使われているものもあり、製品中の絹の割合を示すためにラベルで色分けされています。

一般的には、金色の証紙は品質が高い博多織です。

しかし、中には麻100%の糸を使い、伝統工芸士が手織りで仕上げたものなどがあり、青色の証紙でも品質が高く高価なものもあります。

したがって、このラベルだけで高級かそうでないかを判断することはできません。

改定前のラベルは4色

平成23年5月末までに作られた博多織には、以下の4色の証紙が貼られていました。

現在と同じデザインの金・青のラベルも、少し意味合いが違うので注意してください。

博多金の証紙 【金】
経糸・緯糸ともに本絹(ほんけん)を使用したもの
※本絹の意味については後で説明
博多緑の証紙 【緑】
経糸が本絹、緯糸は本絹以外を使用したもの
紫の博多証紙 【紫】
経糸・緯糸ともに本絹以外を使用したもの
青の証紙 【青】
絹以外の繊維が使われているもの
(麻・綿・化学繊維・合成繊維など)

画像引用元:着物心

改定前は上の表のように、4つのランクに区分されていました。

表中に出てくる本絹とは、絹の中でも繭からまっすぐに引き出された天然そのものの絹糸のことです。

これは同じ絹糸でも以下のような糸と区別するためです。

  • 絹紡糸:クズ繭からできた絹糸、引き出す途中で切れた糸をつなぎ合わせた絹糸
  • 増量加工糸:糸の品質が高級であることを証明するため特殊加工し重くした絹糸

以上の糸でも原料は、絹糸になりますが、本絹とは糸の質が明らかに違います。

これを切り分けるために、本絹かその他の絹糸かを分けてランク付けされているのです。

したがって、経糸・緯糸ともに本絹を使用している金色のラベルは最高品質の原材料を使って織られていることがこのラベルから分かります。

現在のラベルは単純に絹糸使用の割合を示すものなので「昔の方が基準が細かかった」ということが分かります。

金・青のラベルに関しては、改定後も改定前も同じラベルで、いつ貼り付けられたものなのかどうかを判断することができません。

一般的には金色なら「高品質な原材料を使っている=博多織としての価値も高い」と考えて良いでしょう。

【証紙2】品質表記で具体的な原料を確認しよう

ゆめsaku 新品 本場筑前博多織 証紙付“カジュアルな装いに活ける...駆ける粋に優雅な唐花の曲線美”舞扇 半巾小袋帯 r-80_2

画像引用元:Fashion Fan

組合の検査を通過した博多織には、絹糸使用の割合を示す博多織のラベルと併せて品質表記のラベルも貼られます。

この品質表記のラベルには、使われている原材料とその割合、帯の種類、製造者名と連絡先が記載されています。

上の写真は、絹50%以上を使用した金色のラベルで、絹が75%、ポリエステルが25%使われている博多帯です。

品質表記のラベルの一番下には、製造者または織元が明記されます。

ここに先ほどの森博多織と記載されていれば、有名ブランドの博多織ということになり買取価格も高価になります。

【証紙3】手織りの博多織はさらに高値が期待できる

手織之証
画像引用元:博多織工業組合

上の証紙は、手織りの博多織に貼り付けられる証紙です。

機械織りが生産の主流となっている現在では、手織りの博多織はごく少数です。

複雑な模様になると、一日に4cmしか織ることができないといわれており、完成までには半年から1年かかります。

この証紙が貼られているものは職人が時間をかけて丁寧に手織りしたものなので、一般的な博多織よりも高値が期待できるでしょう。

【証紙4】伝統的工芸品なら高額査定間違いなし

伝統的工芸品の博多織に付けられる証紙
(画像引用元:博多織工業組合

博多織の中でも、国の伝統的工芸品の細かい指定条件を満たしているものには、上の写真のような証紙が貼られます。

左側の証紙は博多織工業組合が発行する伝統的工芸品であることの証紙で、右側は伝統的工芸品に付けられる伝統マークです。

この伝統マークが付けられた博多織の製品は、博多織の中でも一級品で、買取額もその分高額になるでしょう。

付加価値が付くほど買取額もより高額に

画像引用元:筑前織り物株式会社

これまで証紙による品質の見極め方について解説してきました。

以下のように「高級である」という付加価値がいくつも重なることで、買取価格もより高額になっていきます。

  • 博多織のラベルが金色か
  • 手織か
  • 伝統的工芸品か
  • 人間国宝や有名伝統工芸士が手掛けたものか

上記の条件にいくつも当てはまる博多織は、より高級で希少価値も高く、その分買取価格も高くなります

証紙がない場合の見分け方

博多織に証紙が付いていない場合、考えられるのは以下の2とおりのケースです。

  • もともとの品質がそれなりのノーブランドの博多織
  • リサイクルなどで持ち主が点々としたため証紙が紛失してしまった博多織

証紙が無くても、博多織に特徴的な【献上柄】の帯ならばすぐに博多織であることが分かります。

また、人間国宝や有名な伝統工芸士の作品であれば反物の端に折り込みがあるので、判断することもできるでしょう。

しかし、そのような情報がない場合には、見極めが困難です。

もともとノーブランド品なのか、本来証紙があるべき品質の高いものなのか、さらに、手織りなのか、伝統的工芸品なのかまでを素人が判断することはできません。

長年着物や帯の買い取り業務を行っているプロでも、見た目や風合いだけでは正確に判断できないかもしれません。

品質が分からなければ、たとえ本来は高級なものであっても買取価格は不安定になってしまいます。

質の高い博多織の場合は、ほとんど証紙が付いてきます。

買取時に価格を安定させるためにも、証紙は大切に保管しておきましょう。

博多織をより高く売るためのポイント

そもそも着物としての価値の高い博多織は、高額買取が期待できます。

ここからは、そんな博多織をより高く売るためのポイントを紹介します。

複数の買取業者に【相見積もり】

相見積もり」とは、買取時に複数の業者に見積もりを依頼することです。

各社の見積額を比べることができ、一番高値の付いた業者に売れます。

着物の買取額には、明確な決まりはありません。

同じ保存状態、製法の博多織でも見積もり額は業者によって異なります

売ってしまってから「あっちの業者の方が高く買い取ってもらえたかも…」と後悔しても取り返しがつきません。

あらかじめ、何社かに見積もりを取り、少しでも高値で買い取ってくれる業者と取引を行いましょう。

博多織の価値が分かる買取業者へ

博多織の買取を依頼する場合には、その価値をしっかりと判断できる業者へ査定を依頼しましょう。

おすすめはバイセルなどの大手総合買取業者です。

リサイクルショップやフリマアプリなどは、十分な着物の知識がない人同士が売買を行ってしまう危険性があるので、避けたほうが無難です。

価値のある博多織を適正な価格で売るためにも、着物の専門的な知識を持つ買取業者に査定を依頼しましょう。

査定時には証紙を提示

査定時には必ず証紙を提示しましょう。

証紙は、博多織の品質をしっかりと保証してくれるいわば「本物の証」です。

証紙があることで買取価格も高値で安定し、売り手側も安心して取引することができます。

品質の高い博多織には、購入時必ず証紙が付けられています。

買取するときのことを考えて、大切に保管しておきましょう。

証紙や落款ってどんなもの?高額査定のポイントも紹介!着物の価値の判断材料となる証紙と落款について解説。証紙を見ることで分かる産地や製造元、織り方、また人間国宝の作家など着物を買取してもらうときにも役立つ情報が盛りだくさんです。...

定期的なお手入れ

帯を使う度、あるいは年に数回、定期的なお手入れを行いましょう。

きれいな状態をキープすることで、買取時の印象が良くなり買取額もUPします。

いつも気持ちよく使えることとももちろん、買取のためにも日頃から以下のお手入れをしておくことが大切です。

  • 使用後はハンガーにかけて、直射日光の当たらない風通しの良いところで2時間ほど干す
  • シミや汗、ホコリなどがないか全体をチェックする
  • ホコリは柔らかいブラシで払う
  • シミがある場合は早めに着物専門のクリーニング店に相談する
  • 湿気を避け、一枚ずつたとう紙に包んで保管する
  • 年に2回程、虫干しをする

忙しく定期的な虫干しが難しい場合には、湿気のない季節にタンスの引き出しを一定時間開け、空気を入れ替えましょう。

【着物の虫干し】やり方を徹底解説!正式な方法から簡単な方法まで。着物を着る機会があると、その後のメンテナンスについても気になりますね。 着物のメンテナンスには、丸洗い・洗い張り・仕立て直しなど以...

できるだけ早く売る

絹の着物はデリケートな衣類です。

たとえここ数年着ていなくても、長い間仕舞いっぱなしにしていると、シミができたり虫食いができたりすることは多々あります。

したがって、もう着る機会がないならば、状態が良いうちに早めに買取に出した方が高値が付くでしょう。

そもそも博多織とは?

博多織は福岡市やその周辺で織られる織物の総称です。

厚手でしっかりした生地が特徴で帯地に適していることから、帯を中心に生産が行われていますが、袴地、着尺(きじゃく)も作られています。

着尺とは着物地のことです。

締めやすくて緩みにくい帯

博多織で一番人気があるのが「博多帯」。

博多織の帯は、一般的な帯よりも経糸を多く使っています。

そのため、締めるときには横方向に滑りが良くとても締めやすく、反対に縦方向には滑りにくいので、緩みにくいという特徴を持っています。

長時間帯を締めていても、帯の緩みやたるみを気にせず過ごせるので、安心して着用することができるのです。

たくさんの経糸を使う

博多織の最大の特徴は、経糸を多く使うことです。

一般的な織物に使用される経糸が2,000~3,000本であるのに対して、博多織は7,000~12,000本、複雑な模様になると15,000本の糸を使用します。

細く密度の濃い経糸に、数本の糸をまとめ合わせた太い緯糸を強く打ち込んで織られる丈夫な生地です。

ヨレにくくコシがあり、生地がしっかりとしていて傷みにくいのが博多織です。

博多織の歴史

 

日本国内のみならず、愛好家の多い博多織。博多織には、一体どのような歴史があるのでしょうか。

700年以上の歴史を持つ

博多織発祥の地である福岡県は、古くは弥生時代から多くの絹織物を生産していました。

博多織が始まったとされるのは、1241年鎌倉時代。円爾と共に中国の宋から帰ってきた博多商人、満田弥三右衛門が持ち帰った唐織の技法がその起源だとされています。

弥三右衛門は持ち帰ったその技法を「広東織」と名付け、それを家伝としました。この時、独鈷や華皿の図案化のアドバイスをしたのは円爾だとされています。

江戸時代に全盛期

江戸時代には、福岡藩初代藩主が幕府への献上品として博多織の反物と帯を送っていました。そのことから、博多織は献上博多や博多献上と呼ばれるようになりました。

次第に、博多織の名は全国に知られることに。品質を保持するために、当時の福岡藩は織屋株制度を敷き博多織を生産する織元を12戸に限定しました。

藩の行った政策のおかげで品質を維持することができた博多織は、1815年に歌舞伎役者の七代目・市川團十郎が舞台で着たことによって、大変な人気が出たといいます。

現在はさまざまな商品を展開

しなやかながらも非常に頑丈な博多織は、現在では様々な商品に使われています。

財布は名刺入れ、ポーチやバッグなど、日常の生活に気軽に取り入れられる商品が多いですね。博多織の風呂敷や金封ふくさも人気。もちろん洋服にも使用されています。

伝統的なデザインのものから、近代的なデザインのものまで、幾何学的な模様の博多織はどのような形状のものも美しく見せる魅力を持っていますね。

博多織の着用シーン


一見するとシンプルで使い勝手の良さそうな博多織は、どんなところに着ていけるのでしょうか。

通年使えるおしゃれ帯

献上博多の帯は、式典やちょっとしたパーティなどのセミフォーマルな場面から、日常使いのカジュアルまでマルチに活躍できます。

ただし、女性の場合においては、留袖などをいわゆる礼装をするようなフォーマルな場面で締めることはありません。

相撲界や落語界でも愛用

普段から着物を着ることの多い相撲力士にも人気の博多帯。

幕下以上にならなければ博多帯を締めることが許されておらず、着けることを許された大相撲の力士の間では定番となっているそうです。

また落語界では、真打ちに昇進をすると西村織物の帯を締めて高座に上がるといいます。

まとめ:博多織の高価買取を目指そう!

博多織は、日本三大織物として有名な帯を中心とする織り物です。

買取相場は、原料や製法、織り手によって1,000円~100,000円程と幅がありますが、一般的な帯の中では高額買取が可能です。

証紙の保管と、定期的なお手入れを忘れずに、買取時少しでも高く売れるように心がけましょう。

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着物は10点を95000円で買取してもらいました
娘の振袖を53000円で買取してもらいました
振袖1枚、留袖3枚、訪問着5枚、反物1単、帯10本を51000円で買取してもらいました
母が残した着物30点と私の振袖2点、帯8点を35000円で買取してもらいました

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2位 福ちゃん

注力対応エリア 全国
買取形式
  • 出張
  • 宅配
  • 店舗
注力取扱商品 着物類の他、金や宝石なども幅広く買取り
手数料
  • 出張:無料
  • 宅配:無料 ※返送料は基本有料
  • 店舗:無料
支払方法 当日現金支払い※宅配は振り込み

福ちゃんは2014年創業の株式会社REGATEが運営している、全国で着物や宝石や骨董品などの出張買取を行うサービスです。比較的新しい会社ですが、高いサービスの品質で急激に成長したサービスで、中尾彬夫妻をイメージキャラクターに積極的にCMなども打っています。比較的新しいサービスのため、着物買取に関しては、口コミ数はバイセルなどと比較すると少ないものの、安心して利用できる大手出張買取サービスです。

全国即日出張

福ちゃんでは、全国に即日無料査定を行っています。買取が成立しなくても査定費用はかからず、クーリング億にも対応しています。

幅広い買取アイテム

バイセルやザ・ゴールドと同様に、着物以外の骨董品やブランド品などの査定も同様に行っています。

利用者の口コミ

50枚以上の着物を7000円で買取してもらいました
普段遣いから留袖まで数十枚を7000円で買取してもらいました
訪問着2着と、七五三用の着物1着を200円で買取してもらいました
指輪を1100円で買取してもらいました
着物4枚を4000円で買取してもらいました
女性用普段着の着物を12000円で買取してもらいました

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3位 ザ・ゴールド

注力対応エリア 全国
買取形式
  • 出張
  • 宅配
  • 店舗
注力取扱商品 着物類の他、金や宝石なども幅広く買取り
手数料
  • 出張:無料
  • 宅配:無料 ※返送料は基本有料
  • 店舗:無料
支払方法 当日現金払い

ザ・ゴールドは1962年創業の株式会社マックスガイが運営している、全国に直営店舗を持つ着物買取業者です。

着物の持ち込み査定に強い

着物の大手業者は、バイセルのように出張買取をメインにするところが中心です。その中でもザ・ゴールドは全国に78店舗を展開し、店舗での買取を強化しています。自宅に業者を呼ぶのには抵抗がある。という方にはオススメの買取業者です。

着物だけではなく、貴金属にも強い

ザ・ゴールドの強みとして、着物だけではなく、宝石や金などの貴金属にも強いということが挙げられます。もし着物以外にも査定に出してみたい物がある人は、ザ・ゴールドの利用をおすすめします。

利用者の口コミ

10枚の着物のうち、振袖1枚を5000円で買取してもらいました
振袖と反物を4点を20000円で買取してもらいました
留袖10枚を6000円で買取してもらいました
成人式用の振袖、小物類、フェザーショールを100000円で買取してもらいました
振袖1枚を14500円で買取してもらいました
10枚ほどの着物(1枚は振袖)を30000円で買取してもらいました

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