着物基礎知識

西陣織の買取相場っていくら?高値が期待できる西陣織の特徴もチェック!

京都が長い年月をかけて受け継ぎ育んできた「西陣織」。

教科書でも紹介されるほど名の知られた高級織物です。

精巧で精密な文様と、その色使いの美しさで、日本国内のみならず海外でも大変人気があることはみなさんご存知ではないでしょうか。

今回はそんな西陣織について

「西陣織の買取相場ってどのくらい?」
「そもそも西陣織ってどんなもの?」
「西陣織にはどんな証紙が付くの?」

など西陣織の特徴から買取相場、高く売るためのコツなどを詳しく紹介していきます。

目次

西陣織の買取相場はいくら?

西陣織

画像引用元:KOGEI JYAPAN

西陣織の帯と着物の買取相場

西陣織は、金糸や銀糸を贅沢に使った高級な帯が有名です。

西陣織の帯の買取相場 数万~数十万円

質や製法、作り手などの違いにより買取相場には大きな差が出てきます。

しかし、1000年以上前から都と共に栄えてきた西陣織は、高級で品質も高いので一般的な帯よりも買取額は高額です。

そのことは、ノーブランドの一般的な帯の買取額と比べてみるとよく分かります。

ノーブランド帯の買取相場
袋帯 10,000円~20,000円
名古屋帯 3,000円~5,000円
半幅帯 100円~2,000円

西陣織は格の高い袋帯を多く生産しているので、全体的に買取額も高値が期待できるでしょう。

また、着物の買取相場は下記の通りです。

作家物(人間国宝や有名作家) 30,000円〜
振袖 10,000円〜
黒留袖 5,000円〜
色留袖 6,000円〜
小紋 6,000円〜
7,000円〜
付け下げ・訪問着 10,000円〜

着物の状態の良し悪しで値段は変動するので、あくまで目安として参考にしてください。

実際に買取を行った人の口コミ

具体的な事例とともに口コミを見ていきましょう。

保存状態や付属品などによって価格が変わる着物の買取は、口コミがとても参考になります。

西陣織の帯4点を買い取ってもらいました。証紙はついてました。3千円から1万3千円と、それぞれの帯の値段に幅がありましたが、合計で2万9千円でした。
祖母が亡くなり、遺品整理をしている際に着物を見つけ、見た目が綺麗だったので買取に出しました。西陣織の着物で、買取価格は2千円でした。
振袖用の袋帯を買い取ってもらいました。証紙付きの正絹で、状態も良かったので1万8千円で売ることができました。

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利用者の口コミ

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友禅1枚を95000円で買取してもらいました
着物は10点を95000円で買取してもらいました
娘の振袖を53000円で買取してもらいました
振袖1枚、留袖3枚、訪問着5枚、反物1単、帯10本を51000円で買取してもらいました
母が残した着物30点と私の振袖2点、帯8点を35000円で買取してもらいました

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買取の比較調査情報

高く売れる西陣織とはどんなもの?

画像引用元:ICHI POINT

もともと市場価格が高い高級織物の西陣織ですが、その中でも高く売れる西陣織とはどのようなものなのでしょうか?

金糸・銀糸を使った豪華な西陣織

左:酒井抱一「桜図屏風」右:円山応挙「雪松図」

画像引用元:西陣織あさぎ美術館

西陣織の中でも金糸や銀糸をふんだんに使い、多くの色で豪華絢爛に織り上げる錦の帯は高級品で、買取価格も高値が期待できます。

その中でも、特に質の高い金糸や銀糸を使っているものは、買取価格がさらにUPします。

金糸や銀糸といってもその品質はさまざまです。

本金糸 金箔を貼った和紙を細かく裁断し、芯糸に巻きつけたもの
金属糸風繊維 金色のフィルムを芯糸に巻きつけたもの

本金糸が最高峰の品質を持つ金糸です。材料代が通常の糸の10倍から20倍かかります。

現在は、僧侶の衣服や能装束などを織るために使われていますが、ごく一部の超高級な西陣織には本金糸が使われています。

本金糸使用の新品の帯は販売価格で300万円以上するものも。

本金糸の西陣織はもともとの価格も高く、生産数も少なく希少価値が高いので数十万円の買取価格が付くこともあります。

本金糸を使っている場合には、証紙に必ず「本金糸使用」などと明記されているので確認しましょう。。

金属糸風繊維を使ったものでも市場価格は数十万円するものがざらで、格の高い袋帯が多いので、買取額も数万円程になるでしょう。

金属糸風繊維を使っている場合には、品質表示のラベルに記載があります。

手織りの西陣織も高く売れる

爪掻き本綴織 (画像引用元:キオリ

機械織りが西陣織の大多数を占める中、手織りで丁寧に織られている西陣織の帯は、高級で買取額も全体的に高値です。

手織の西陣織には機械織りにはない以下の特徴があります。

  • しなやかな手触り
  • ふっくらと空気をふくんでいるような立体感
  • 余分な糸を少なくできるので軽くあつかいやすい

手織りの西陣織の帯の市場価格は、40万円程から高いものでは数百万円を超えるものもあります。

また、手織でしか織れない綴れの場合は、熟練の職人でも一日に数センチしか織れません。

高度な技術ととてつもない手間がかかるため、店頭に並ぶこともほぼなく、市場価格も100万円程と非常に高価です。

以上のような理由から、手織りの西陣織は大変価値が高いので、数万円から数十万円の高値の買取が期待できるでしょう。

手織りの製品の場合には、手織であることを証明する証紙が必ず付いています。

有名織元の西陣織は高い

織元名の織り込み(画像引用元:まつかわや

長い歴史を持つ西陣織には、古くから営業を続ける有名織元が多数あります。

長年伝えられてきた高度な技術で織られる有名織元の西陣織は高級で、品質も確かです。

そのため、信頼度が高く買取価格も高値で安定します。

買取相場は帯の種類やそれぞれの質にもよりますが、おおよそ以下のとおりです。

長嶋成織物の袋帯 12,000円程
服部織物の帯 15,000円程
川島織物
二代目川島甚兵衛の帯
20,000円程
誉田屋源兵衛の帯 30,000円程
龍村美術織物
初代瀧村平蔵の帯
100,000円程

有名織元の帯であるかどうかは、西陣織工業組合が発行するメガネ型の証紙の製造番号で確認することができます。

ただし、誉田屋源兵衛は組合に加盟していないのでメガネ型証紙はありません。

上の写真のように、帯に織元の織り込みがあることでも判断することができます。

袋帯なら買取額も高額

帯メーカーが徹底解説! 帯の種類・寸法・格・着物との合わせ方

画像引用元:KAWASHIMA Stories

西陣織の袋帯は、いくつかある帯の種類の中でも買取額が高額です。

帯には以下のような種類があり、使用頻度やニーズなどで買取相場に違いがあります。

下の表は、帯の格式の高い順にそれぞれの帯を簡単に説明したものです。

帯の種類 特徴
丸帯 ・帯の中でも最も格式の高い第一礼装用の帯
・表裏に柄がある
袋帯 ・丸帯の次に格式の高い礼装用の帯
・表に柄があり、裏は無地
・丸帯より軽く扱いやすい
名古屋帯 少しカジュアル向けの装いに合わせる帯
半幅帯 カジュアルな着物や、浴衣などに合わせる帯

一番格の高い丸帯は、表と裏どちらとも柄が付いている豪華なものですが、花嫁さんや舞妓さんなど使用者が限定され、あまり需要がありません。

そのため、豪華だからといってあまり高値は期待できないでしょう。

一方袋帯は、結婚式や入学式、お茶会やかしこまった席へのお出かけなど、着用シーンも幅広く、需要も高いのでその分買取額も高額になります。

西陣織の袋帯は20,000円~、また名古屋帯は10,000円~と他の帯と比べても買取価格は高額です。

一般的なものだと数百円程度の値段しかつかない半幅帯でも、西陣織なら数千円~10,000円程で買い取ってもらえることもあります。

伝統的工芸品12品目も高価買取

画像引用元:k-cs

多様な織物が織られている西陣織ですが、国の伝統的工芸品には12品目が指定されています。


緯糸だけで模様を表現する織物。
ノコギリの歯のような形に削った爪で緯糸を一本ずつ打ち込みながら緻密な模様を表現する「爪掻き本綴」という技法が有名。
経錦
金・銀糸をはじめ多くの色糸を使って織られる「錦」と呼ばれる種類のうち、経糸で模様を表現するもの。
使う色の数だけ経糸が必要になり、それを織るには高度な技術が必要。
緯錦
緯糸に多くの色の糸を使い、模様を表現したもの。大柄な模様を表現できるのが特徴。
緞子
繻子織という織り方を使って、経糸、緯糸を浮かせて模様を表現したもの。
光沢があり、密度が高く厚地だが柔らかい独特の風合い。
朱珍
緞子に似た織物で、緯糸に色糸を使って模様を表現したもの。
紹巴
経糸、緯糸ともに強撚糸と呼ばれる強くねじれを加えた糸を使う。
細かい地紋があるのが特徴。
風通
通常断面が一重になる織物とは違い、断面が二重、三重になっている多層織物。
二色風通は裏表が反対の模様になる。
捩り織
隣同士の経糸が絡み合うことにより透け感のある生地に仕上がる織物。
羅、紗、絽などがある。
本しぼ織
経糸、緯糸に撚糸と呼ばれるねじれを加えた糸を使う。
生地の表面にシボとよばれる凹凸ができるのが特徴。
ビロード
ベルベットのような毛羽立ちや、パイルのような風合いを作るために、横に細い針金を織り込む。
織り上がってから針金の通った部分に切込みを入れたり、そのまま引き抜いたりして生地の表面に表情を付ける。
絣織
あらかじめ出来上がりの模様を想定して、糸を部分的に染め、模様を織り上げた着物地。

真綿を手でつむいだ糸を経糸、緯糸に使い、手織で絣模様、縞模様、無地などの着物地を織ったもの。

画像引用元:西陣織工業組合

伝統的工芸品と認められるためには、細かく決められた指定条件をすべてクリアしなければなりません。

組合の検査により伝統的工芸品と認められたものは、伝統的な技法で作られた価値の高いものとみなされ買取額も高くなります。

高く売れる老舗織物トップ3

西陣織の中でも特に有名な老舗織物トップ3の帯は特に買取額も高価です。

龍村美術織物

画像引用元:龍村美術織物

瀧村美術織物は、帯の王様ともいわれる超一流メーカーです。

1894年に初代龍村平蔵が創業して以来、120年以上の歴史を今に守り伝えています。

初代龍村平蔵は人間国宝で、日本の代表的な染織研究家で、正倉院の宝物裂や法隆寺裂の復元にもたずさわっています。

海外からも評価が高く、確かな織の技術で数々の作品を生み出し、その大胆かつ繊細なデザインは多くの着物愛好家に人気があります。

川島織物セルコン(旧:川島織物)

祭礼幕の復元新調 祇園祭 山伏山の水引「養蚕機織図綴錦」が完成しました

画像引用元:KAWASHIMA Stories

川島織物は170年以上の伝統を持つ、西陣織の織元の老舗中の老舗です。

帯の川島」としても名高い、川島織物セルコンは、数々の着物雑誌にも多数取り上げられています。

長年のこだわりを持ったモノづくりに裏打ちされた技術は本物で、独創的なデザインで美術品としても評価の高い、高品質な帯を織り上げるのが特徴です。

しなやかで締めやすい帯は、着物ファンにも人気が高い織元です。

現在では、帯の他部隊の緞帳や、カーテンカーペットなどインテリア商品も取り扱っています。

服部織物

服部織物

画像引用元:まつかわや

服部織物は、京都・西陣で創業以来200年以上続く老舗メーカーです。

一般的な西陣織は3,500本の経糸を使うのに対し、服部織物は約6,000本の経糸を使用します。

細く丈夫な糸で、緻密な模様を表現できることができます。

服部織物の最上位クラス「こはく錦」は、本金糸を用いて織られていて上品な光沢感と滑らかな風合いがあります。

また、色数が多く複雑なデザインでありながら、軽くて締め心地の良い最高品質の帯です。

貴重!西陣織の人間国宝

西陣織の人間国宝(重要無形文化財保持者)は何名かいらっしゃいますが、ここでは2名の方をご紹介します。

北村武資

1935年京都に生まれた武資氏。

親戚が西陣で仕事をしていた縁で、中学卒業後に京都西陣で機屋に入ります。5年勤めた後にそこを去り、1959年に「龍村織物」に入社。

装束や法衣の注文を受け始めた1960年には独立をします。1972年に目にした、中国で発掘された古代織「羅」に強く興味を持ち、それ以降は繊細で密度の高い「羅」を数々発表します。

1995年には「羅」、2000年には「経錦」が重要無形文化財として認定され、武資氏はふたつの技の保持者となりました。

ダイナミックでありながらも、非常に繊細で軽妙さを持つ武資氏の作品。

厳選された彩色と、完璧なまでに計算し尽くされた文様が、息をのむほどの芸術作品としていつまでも色褪せることなく輝き続けています。

喜多川俵二氏

喜多川俵二氏の父親は、「羅」と「有職織物」の重要無形文化財保持者である故・喜多川平朗氏。

平朗氏は室町時代から続く西陣の織元「俵屋」の17代目で、俵二氏はその次男として1936年に生まれました。

父平朗氏のもと織の技術を修業し、1988年に「俵屋」の18代目を継ぎます。

俵二氏はその後、父親の平朗氏に続き親子二代で1999年に「有職織物」で重要無形文化財保持者の認定を受けます。

伊勢神宮の御神宝・装束の制作や、皇族の儀式用装束を制作するだけではなく、古代織物の復元にも精力的に取り組んできました。

俵二氏の作品は、使われている様々な色たちが美しく調和され、得も言われぬ優雅さを醸し出しています。

「風合い」を大事にしてこられた俵二氏の織物は、優しく優美でありながら、軽やかさを感じさせる格式高い作品で溢れています。

西陣織の証紙|確認すべき5つ

画像引用元:京都きもの町【本店】

西陣織に付けられる証紙は大きく分けて5種類です。

これらの証紙を見ることで以下のことが分かります。

  • 本物の西陣織か
  • 帯の種類
  • 使われている原料
  • 手織か機械織りか
  • 伝統的工芸品か

【証紙1】本物の西陣織に付けられるメガネ型証紙は4種類

画像引用元:銀座きもの青木

西陣織工業組合が発行する以下の4種類のいずれかの証紙が付いている場合は、品質が保証された本物の西陣織です。

証紙の形は特徴的なメガネ型です。

メガネ型証紙は2008年に一度改訂されているので、現在市場にはどちらも出回っています。

また、「西陣」「西陣織」「帯は西陣」などは、西陣織工業組合の登録商標です。

現在のメガネ型証紙は【西陣織】表記

現在の証紙は以下の4種類です。

メガネ型証紙は、金ホイル紙の「紙製」とサテン地の「布製」の二種類が流通しています。

袋帯用証紙
証紙の中央に、帯の種類により
・なごや帯
・袋なごや帯
・小袋帯
などが記載される
京袋帯用証紙
証紙の中央に「京袋帯」と記載
※京袋帯については以下で解説します
爪掻き本綴帯用証紙
爪掻き本綴れ帯に付けられる証紙
黒共帯用証紙

喪服に合わせる黒い帯に付けられる証紙

画像引用元:西陣織工業組合

西陣織の生産の主流は袋帯のため、ほとんどの帯には一番上の袋帯用の証紙が付けられます。

緑色のメガネ型証紙が付けられる京袋帯は、名古屋帯の仲間ですが、袋帯と同じように端から端まで同じ幅の帯です。

長さは袋帯より短く、二重太鼓を結ぶことはできません。

この京袋帯は、めずらしい帯の種類なので、あまり見かけることはないでしょう。

また、手織で半年から1年かけて作られる高級手織物「爪掻き本綴帯」には、黒の証紙が付けられます。

証紙右下の番号は織元の番号を表しており、ここから製造元をたどることができます。

西陣織工業組合 組合員検索ページはこちら

改定前の証紙は【正絹】と記載

画像引用元:特撰呉服結城屋

上の写真は改定前の証紙です。

写真右のメガネ部分が、現在の証紙は「西陣織」改定前の証紙は「正絹」と記載されています。

帯の中で金糸が使われていた場合、正確に言えば絹100%の正絹ではありません。

しかし改定前は「本金は正絹とみなす」とされていたので、正絹の表記になっていました。

改定後は、使用した素材、配合割合などを正確に示すラベルをこのメガネ型の証紙と一緒に貼り付けることがメーカー側に義務付けられました。

そのため、現在は「正絹」ではなく、「西陣織」の表記になっています。

【証紙2】素材を確認できる品質表示

あおき【K-4102】西陣製 絽 織名古屋帯 月白色 色紙重ね文(証紙付 ...

西陣織の品質表示 画像引用元:銀座きもの青木

上の写真は、メガネ型証紙の下に貼り付けられている品質表示です。

証紙改定後は、素材名・使用の割合・製造者の名称と連絡先が書かれた品質表示を貼り付けるよう義務付けられました。

これにより、消費者がその製品に使われている素材を正確に知ることができるようになりました。

上の写真の品質表示は、実際に西陣織の帯に浸けられている品質表示です。

これを見ると、70%が絹糸、その他の30%に金属糸風繊維が使われていることが分かります。

【証紙3】本金糸を使った帯の証紙

西陣織工業組合 本金証紙

画像引用元:西陣岡本

糸の原料に本金を使用している西陣織の帯には、西陣織工業組合から発行される本金の証紙が付けられます(上写真)。

本金の文字の下にある数字が製造者番号です。

上の写真を見ると、製造者番号187の西陣岡本(株)で作られた帯であることが分かります。

本金糸を使った西陣織の帯は、最高クラスの証明です。

本金糸は非常に高価な糸で、この証紙が貼られている西陣織の帯は、買取額もかなりの高額が期待できるでしょう。

【証紙4】希少価値の高い手織り証紙

画像引用元:西陣織工業組合

手織の製品には手織りであることを示す証紙が貼られます。

手織の証紙は、西陣織工業組合が発行するものと、西陣手織り協会が発行するものがあります。

西陣織工業組合発行の手織り証紙

画像引用元:蝶屋

上の写真は、西陣織工業組合が発行する手織りの西陣織に付けられる証紙です。

西陣織の文字の上に手織と金色で書かれています

西陣手織り協会発行の手織り証紙

画像引用元:和門なかむら

上の写真は、西陣手織協会が発行する手織りの証紙です。

西陣織工業組合の会員で、かつ西陣手織協会の会員である製造者の帯には、上の手織りの証紙が付けられます。

【証紙5】伝統的工芸品の証である伝統証紙

西陣織伝統証紙 画像引用元:西陣織工業組合

経済産業大臣が指定する「伝統的工芸品」は、100年以上の歴史があり、伝統的な技法と技術で今日まで継続して製造されているものが当てはまります。

この伝統的工芸品を証明する証紙が、伝統的工芸品産業振興協会が発行している「伝統証紙」です。

西陣織工業組合の検査で、細かく定められている伝統的工芸品の指定条件をクリアしているものには、上の写真のような伝統証紙が貼られます。

伝統証紙が貼られたものは伝統技法で作られた確かな製品であると判断されるため、買取額も高額です。

西陣織をより高く売るためのポイント

そもそも着物としての価値の高い西陣織は、高額買取が期待できます。

ここからは、そんな西陣織をより高く売るためのポイントを紹介します。

複数の買取業者に【相見積もり】

相見積もり」とは、買取時に複数の業者に見積もりを依頼することです。

各社の見積額を比べることができ、一番高値の付いた業者に売れます。

着物の買取額には、明確な決まりはありません。

同じ保存状態、製法の西陣織でも見積もり額は業者によって異なります

売ってしまってから「あっちの業者の方が高く買い取ってもらえたかも…」と後悔しても取り返しがつきません。

あらかじめ、何社かに見積もりを取り、少しでも高値で買い取ってくれる業者と取引を行いましょう。

西陣織の価値が分かる買取業者へ

西陣織の買取を依頼する場合には、その価値をしっかりと判断できる業者へ査定を依頼しましょう。

おすすめはバイセルなどの大手総合買取業者です。

リサイクルショップやフリマアプリなどは、十分な着物の知識がない人同士が売買を行ってしまう危険性があるので、避けたほうが無難です。

価値のある西陣織を適正な価格で売るためにも、着物の専門的な知識を持つ買取業者に査定を依頼しましょう。

査定時には証紙を提示

査定時には必ず証紙を提示しましょう。

証紙は、西陣織の品質をしっかりと保証してくれるいわば「本物の証」です。

証紙があることで買取価格も高値で安定し、売り手側も安心して取引することができます。

品質の高い西陣織には、購入時必ず証紙が付けられています。

買取するときのことを考えて、大切に保管しておきましょう。

証紙や落款ってどんなもの?高額査定のポイントも紹介!着物の価値の判断材料となる証紙と落款について解説。証紙を見ることで分かる産地や製造元、織り方、また人間国宝の作家など着物を買取してもらうときにも役立つ情報が盛りだくさんです。...

定期的なお手入れ

帯を使う度、あるいは年に数回、定期的なお手入れを行いましょう。

きれいな状態をキープすることで、買取時の印象が良くなり買取額もUPします。

いつも気持ちよく使えることとももちろん、買取のためにも日頃から以下のお手入れをしておくことが大切です。

  • 使用後はハンガーにかけて、直射日光の当たらない風通しの良いところで2時間ほど干す
  • シミや汗、ホコリなどがないか全体をチェックする
  • ホコリは柔らかいブラシで払う
  • シミがある場合は早めに着物専門のクリーニング店に相談する
  • 湿気を避け、一枚ずつたとう紙に包んで保管する
  • 年に2回程、虫干しをする

忙しく定期的な虫干しが難しい場合には、湿気のない季節にタンスの引き出しを一定時間開け、空気を入れ替えましょう。

【着物の虫干し】やり方を徹底解説!正式な方法から簡単な方法まで。着物を着る機会があると、その後のメンテナンスについても気になりますね。 着物のメンテナンスには、丸洗い・洗い張り・仕立て直しなど以...

できるだけ早く売る

絹の着物はデリケートな衣類です。

たとえここ数年着ていなくても、長い間仕舞いっぱなしにしていると、シミができたり虫食いができたりすることは多々あります。

したがって、もう着る機会がないならば、状態が良いうちに早めに買取に出した方が高値が付くでしょう。

そもそも西陣織とは?

西陣織は、京都市北西部にある西陣地域で生産される織物の総称です。

桐生織と博多織とともに日本の三大織物に数えられていますが、西陣織は特に歴史が古く1,000年以上にわたって織物を生産している有名産地です。

生産の中心は帯で、帯が9割、着物が1割と言われています。

華やかなデザイン

数多くの色糸を使って織る西陣織は、他の織物とは一線を画しています。

西陣織の色糸は、一本の帯に50色以上を使用することもあり、その色彩の豊かさは西陣織の名を不動のものとさせました。

「西陣織で織れない織物はない」といわれるほど多種多様です。

デザインはシンプルなものから豪華なものまでさまざまですが、特に金糸銀糸を含む多くの色糸を使った、華やかで繊細な柄を表現している帯が西陣織の代表格です。

この多色で緻密な柄を織り出すためには、大変高度な技術を必要とします。

豪華絢爛な西陣織は、他の帯と比べて市場価格がもともと高く、買取額も高値です。

古くから朝廷へ献上する高級な織物として貴族や武士、さらには裕福な町人たちによって支えられ育まれてきた西陣織は、今も多くの人に愛される人気の高い高級織物です。

多品種少量生産の分業制

西陣織の一番の特徴は、大量生産をするのではなく「多品種少量」生産方式を用いられていることです。

完成までに必要な20以上の工程それぞれを専門の職人が担当し、完全分業制で生産しています。

手間暇がかかって、大量生産できないことから稀少性があり買取価格も高めなのですね。

現在では職人の高齢化による後継者不足が課題となっており、今後希少価値はさらに高まり、買取額も高くなることが予想されます。

西陣織は、1976年に国の伝統的工芸品に指定されています。

西陣織の歴史

 

1972年2月に、国の伝統工芸品に指定された西陣織。京都の伝統工芸品である西陣織は、非常に長い歴史を持っています。

西陣織の持つ歴史とはどのようなものなのか、始まりから見ていきましょう。

1500年以上の歴史を持つ

西陣織の始まりは5・6世紀、古墳時代にまで遡ります。

大陸からの渡来人であった秦一族が、現在の太秦のあたりに居を構え、養蚕と絹織物の技術を伝えたのが始まりです。

その後途絶えることなく受け継がれてきた技術は、平安朝廷において織部司(おりべのつかさ)という役所で管理されるようになります。

室町時代になると、大舎人座(おおとねりざ)という組合のようなものも発足し、朝廷からのみならず公家や武家の注文も受けていました。

室町時代中期に起きた応仁の乱のあおりを受け、大舎人町の織物産業は壊滅状態に。

その後、戦乱のあった際に西軍の本陣のあった、大宮今出川付近で再び織物業を再開します。西陣織の名前の由来は、西軍の本陣後であった土地の名からきているのです。

明治時代に転換期

古くから海外の最先端技術を導入することに積極的な姿勢を見せていた西陣。

文明開化の波に乗り、京都府から佐倉常七を含む3名を欧州に留学させます。

フランスからジャカードなどの技術を持ち帰り、大幅に生産技術の改良を重ねた結果、絹織物業の近代化に成功したのでした。

現在はさまざまな商品を展開

伝統的で豪奢な西陣織は、誰もが一度は手にしたいと思う素晴らしい織物ですね。

今では着物だけではなく、多種多様なものに西陣織は使われるようになっています。

現在では、壁紙やタペストリーなどのインテリアに使用されるだけではなく、ネクタイやショール、バッグなど、次々と新しい試みにも力を注いでいます。

西陣織の着用シーン

多種多様な美しい文様がある西陣織。

シックな柄からポップな柄まで、どのような場面にでも着ることができそうな西陣織ですが、ここではおすすめの着用シーンをご紹介します。

ファッショナブルに着こなすカラフル着物

西陣織の着物はとてもカラフル。

どこにいてもすぐにわかるような鮮やかで煌びやかなデザインは、若い人たちの間で大人気となっています。

きちんとした着物の着方にこだわらず、ブーツを履いたり帽子をかぶったりと、さまざまなアレンジをしても着物が浮いたりしないと愛用している人も増えています。

特別な日に締める上質な帯

西陣織の中でも、やはり人気のあるのが帯です。

豪華絢爛なものから、落ち着いた色合いのものまで、その種類は多岐にわたります。

上質な絹を使って織られた帯は、その柔らかな光沢と風合いが特別感を醸し出します。

何か特別な日には、ぜひ西陣織の帯を着けて出かけてみてください。必ずいつもとは違った心持ちで1日を過ごせるはずです。

まとめ:西陣織の高価買取を目指そう!

西陣織は、日本三大織物として有名な帯を中心とする織り物です。

長い歴史の中で代々受け継がれていきながらも、その時代に合わせて変貌を遂げてきた西陣織。

西陣織は多種少量で作られているので、他の着物ブランドと比べて希少価値の高い織物です。

買取相場は、原料や製法、織り手によって数万円~数十万円程と幅がありますが、一般的な帯の中では高額買取が可能です。

証紙の保管と定期的なお手入れを忘れずに、買取時少しでも高く売れるように心がけましょう。

買取をしてもらう際には、しっかりと知識のある買取専門業者を利用して、納得のいく買取価格で賢く売りましょう。

西陣織の実際の買取祖事例、口コミ・評判

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  • その他
使ってみた感想
着物は25点で合計50万円、指輪は2点で1万円、ネックレスは10点で15万円の査定金額でした。92歳で他界した母親が、生前大切にしていた西陣織の着物とアクセサリーを買い取って頂きました。私が持っていても確かな使い道がなかったのが買取を依頼した理由です。いくらほどの値打ちになるのかわからなかったのですが、バイセルの担当者様は査定をしながら各品物の価値を丁寧に教えてくださって、いい勉強になりました。思っていた以上の高値となり、すぐに買取に承諾をしてしまったほどです。
査定金額について
出張で来てくださった担当者は、とても清潔感を醸し出している方でした。話し方も好感が持てて、素早く査定をしながら詳しい説明を聞けたのもよかったです。
迷ってる方にオススメの一言
買取サービスを実施している会社はたくさんあるので、インターネット等で利用しようと考えている会社の口コミを調べてみるといいでしょう。

西陣織を売るならココ!おすすめ買取業者ランキング

西陣織を売るのに最適な買取専門業者をご紹介します。

1位 バイセル

注力対応エリア 全国
買取形式
  • 出張
  • 宅配
  • 店舗
注力取扱商品 振袖、紬、留袖、友禅、訪問着、付け下げ、上布、沖縄着物、男性着物、反物、和装小物、和装上着、小紋、色無地、アンティーク着物、袋帯、丸帯、半幅帯、名古屋帯、作家着物
手数料
  • 出張:無料
  • 宅配:無料 ※返送料は基本有料
  • 店舗:無料
支払方法 当日現金支払い※宅配は振り込み

全国に無料で出張査定してくれる

バイセルは、もともと完全無料の出張査定の仕組みで大きくシェアを伸ばした着物買取業者です。ほぼ日本全国で無料で出張査定を行っており、京都府も対象です。査定金額に不満があれば買取を拒否することもできるため、ほとんど手間やリスクをかけることなく、査定金額を知ることができます。

利用者数が圧倒的に多い

「買取の比較」が調査した着物の買取を行ったことのある人に対する口コミ調査では、なんと半分ほどの口コミがバイセルに買取してもらったと回答しています。金や宝石などに行った同様の調査ではこれほど大きな偏りはなく、着物買取において、全国で実際に多くの人がバイセルの出張買取を利用していることを表しています。

利用者の口コミ

着物30枚(内3枚は加賀友禅)を133000円で買取してもらいました
友禅1枚を95000円で買取してもらいました
着物は10点を95000円で買取してもらいました
娘の振袖を53000円で買取してもらいました
振袖1枚、留袖3枚、訪問着5枚、反物1単、帯10本を51000円で買取してもらいました
母が残した着物30点と私の振袖2点、帯8点を35000円で買取してもらいました

バイセルの無料出張査定に申し込む

2位 福ちゃん

注力対応エリア 全国
買取形式
  • 出張
  • 宅配
  • 店舗
注力取扱商品 着物類の他、金や宝石なども幅広く買取り
手数料
  • 出張:無料
  • 宅配:無料 ※返送料は基本有料
  • 店舗:無料
支払方法 当日現金支払い※宅配は振り込み

福ちゃんは2014年創業の株式会社REGATEが運営している、全国で着物や宝石や骨董品などの出張買取を行うサービスです。比較的新しい会社ですが、高いサービスの品質で急激に成長したサービスで、中尾彬夫妻をイメージキャラクターに積極的にCMなども打っています。比較的新しいサービスのため、着物買取に関しては、口コミ数はバイセルなどと比較すると少ないものの、安心して利用できる大手出張買取サービスです。

全国即日出張

福ちゃんでは、全国に即日無料査定を行っています。買取が成立しなくても査定費用はかからず、クーリング億にも対応しています。

幅広い買取アイテム

バイセルやザ・ゴールドと同様に、着物以外の骨董品やブランド品などの査定も同様に行っています。

利用者の口コミ

50枚以上の着物を7000円で買取してもらいました
普段遣いから留袖まで数十枚を7000円で買取してもらいました
訪問着2着と、七五三用の着物1着を200円で買取してもらいました
指輪を1100円で買取してもらいました
着物4枚を4000円で買取してもらいました
女性用普段着の着物を12000円で買取してもらいました

福ちゃんの無料出張査定に申し込む

3位 ザ・ゴールド

注力対応エリア 全国
買取形式
  • 出張
  • 宅配
  • 店舗
注力取扱商品 着物類の他、金や宝石なども幅広く買取り
手数料
  • 出張:無料
  • 宅配:無料 ※返送料は基本有料
  • 店舗:無料
支払方法 当日現金払い

ザ・ゴールドは1962年創業の株式会社マックスガイが運営している、全国に直営店舗を持つ着物買取業者です。

着物の持ち込み査定に強い

着物の大手業者は、バイセルのように出張買取をメインにするところが中心です。その中でもザ・ゴールドは全国に78店舗を展開し、店舗での買取を強化しています。自宅に業者を呼ぶのには抵抗がある。という方にはオススメの買取業者です。

着物だけではなく、貴金属にも強い

ザ・ゴールドの強みとして、着物だけではなく、宝石や金などの貴金属にも強いということが挙げられます。もし着物以外にも査定に出してみたい物がある人は、ザ・ゴールドの利用をおすすめします。

利用者の口コミ

10枚の着物のうち、振袖1枚を5000円で買取してもらいました
振袖と反物を4点を20000円で買取してもらいました
留袖10枚を6000円で買取してもらいました
成人式用の振袖、小物類、フェザーショールを100000円で買取してもらいました
振袖1枚を14500円で買取してもらいました
10枚ほどの着物(1枚は振袖)を30000円で買取してもらいました

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