「ウイスキーがいくつか自宅に眠っているけど、どんなものが高く売れる?」
このような疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。
高く売れるウイスキーは、人気の銘柄で希少性が高いものです。この記事では、高く売れるウイスキーの銘柄や特徴、買取相場などを詳しくお伝えします。さらに、高く売るコツも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
10月から5月の約8か月は袷(あわせ)の季節です。袷とは裏地のある着物のことで、袷の季節は着物がもっともよく着られる季節。
秋の行楽シーズンにはカジュアルな小紋、お正月の挨拶には振袖、卒業式には袴、子どもの入学式には訪問着など…お出かけや行事で着物が大活躍します。そのため、10 月~5月は着物の需要が高まるため、お持ちの着物を売るには良い時期となります。
着物の多くは袷の着物です。きっとお手元の着物にも裏地が付いているものがあるはず。袷の着物の買取は今からがチャンスです!
ウイスキーとはどんなお酒?
ウイスキーは穀物を原料とした世界的に人気のある蒸留酒です。大麦やライ麦、トウモロコシなどの穀物を糖化し、発酵・蒸留したものを木製の樽で熟成させて仕上げます。
ウイスキーは原料によって呼び方が分かれており、麦芽だけを原料にしたものを「モルトウイスキー」と呼び、中でも1つの樽の原酒のみで作られたものは「シングルカスク」と呼ばれます。トウモロコシなどの穀物を原料にしたものを「グレーンウイスキー」と呼び、「モルトウイスキー」と「グレーンウイスキー」を組み合わせたものを「ブレンデッドウイスキー」と呼ぶのです。
いずれのウイスキーも長期間にわたり樽で熟成されるため、まろやかな香りと深いコクのある味わいを楽しめます。
世界5大ウイスキー
世界5大ウイスキーという言葉をご存知の方も多いのではないでしょうか。独自の製法と風土を活かし、ウイスキーの文化を発展させたことを讃えて「世界5大ウイスキー」と呼ばれています。世界5大ウイスキーとは、日本、アメリカ、スコットランド、カナダ、アイルランドの5ヵ国で生産されるウイスキーを指し、それぞれの魅力的な個性が世界中のウイスキーファンを虜にしています。国ごとのウイスキーの特徴や代表的な銘柄について、詳しく解説していきます。
スコッチ・ウイスキー
スコッチ・ウイスキーはスコットランドで製造されるウイスキーのことで、瓶詰めするときのアルコール度数が40%以上でなければなりません。さらに、スコットランドのオーク樽で3年以上熟成させることなど、いくつか条件を満たす必要があります。
スコッチ・ウイスキーはスコットランドで製造されますが、街ごとにウイスキーの味わいにも違いが生まれています。スコットランドの北部に位置するハイランドには、スコットランドの蒸留所の1/3が存在しており、「グレンモーレンジィ」や「ダルモア」といった銘柄が人気です。日本で人気の高い「マッカラン」は、スペイサイドという大麦の収穫量が多い地方で製造されています。スコッチ・ウイスキーの中でもフローラルな香りと華やかな味わいが特徴的で、ウイスキー初心者におすすめの飲みやすさが魅力です。
アイリッシュ・ウイスキー
アイリッシュ・ウイスキーはアイルランドで製造されるウイスキーのことで、日本での知名度はあまり高くありません。ですが、かつて世界で6割以上のシェアを占めていたほど、世界中で愛されているウイスキーになります。アイリッシュ・ウイスキーの中でも人気の銘柄は「ブッシュミルズ」や「ジェムソン」などのまろやなか香りでスッキリした味わいのものです。
ジャパニーズ・ウイスキー
ジャパニーズ・ウイスキーとは日本で製造され、繊細で複雑な製法が特徴的です。日本国内ではもちろん、海外での人気も高く、国際的なコンペディションで上位入賞や最高賞に輝き、世界中に多くのファンがいます。湿度の高い日本は、ウイスキー作りに適した環境とされ、数多くの蒸留所でジャパニーズ・ウイスキーが発展してきました。
中でも人気の高い銘柄は「山崎」「響」「白州」などです。日本らしい味を追求するために100種類以上の原酒をブレンドして作り出された「山崎」は、ジャパニーズ・ウイスキーを代表する銘柄として、世界でも高い人気を誇っています。「響」は最高の香りを追求したジャパニーズ・ウイスキーとして、世界的にも人気があり、中でもアジア圏では、No.1ジャパニーズ・ウイスキーと呼ばれるほどです。山の上にある白州蒸留所で製造される「白州」は、独特の気候変動によって生み出される個性的な原酒が、国内外で人気となっています。
アメリカン・ウイスキー
アメリカで製造される「アメリカン・ウイスキー」には、さまざまな種類があり、種類によって原料の比率や蒸留、熟成方法などが細かく決められています。中でも人気の高い「バーボン」は、ケンタッキー州発祥のトウモロコシとライムストーンウォーターと呼ばれる水を原料とするアメリカン・ウイスキーです。トウモロコシの比率が51%以上であることが義務付けられ、熟成には新品のオーク樽の内側を焦がして使うなどの条件があります。
カナディアン・ウイスキー
カナディアン・ウイスキーとは、カナダで製造されるウイスキーのことで、誕生のきっかけはアメリカ独立戦争といわれています。アメリカ独立戦争の当時、カナダはアメリカとともにイギリスの支配下にありました。アメリカ独立に反対するイギリスの入植者が国境を越えてカナダに移り住み、生産した穀物を原料として作り出したのがカナディアン・ウイスキーの始まりとされています。カナディアン・ウイスキーの代表格といわれる「カナディアンクラブ」は、口当たりが軽く、ロックやストレートでも飲みやすいのが特徴です。
高く売れるのはどんなウイスキー?
「どんなウイスキーが高く売れる?」と疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。高く売れるウイスキーは、人気のあるブランドや希少性の高いウイスキーです。その他にも高く売れるウイスキーには特徴があるので、詳しくみていきましょう。
人気が高い・ブランドのウイスキー
人気の高いウイスキーは、高額での買取が期待できます。特に世界5大ウイスキーなどのブランドは、世界中にファンやコレクターが多いため、高額で売却できる可能性があります。中でもジャパニーズ・ウイスキーは、人気のあまり品薄になることも少なくありません。需要の高いウイスキーは、高価買取が期待できるでしょう。
希少性が高いウイスキー
生産数が少ないウイスキーは希少性の高さから、求める人も多くなります。また、限定販売された数少ないウイスキーも市場での価値が高く、高価買取が期待できるでしょう。さらに、原酒を使い果たし、生産終了となったウイスキーの買取価格も高くなる傾向にあります。中には40年以上熟成させた、販売価格が高額なウイスキーもあります。元々高く販売されていたウイスキーも高額での買取が期待できるでしょう。
完璧な状態に近いウイスキー
ウイスキーは他のお酒と比較すると、熟成年数が長く、古いものでも価値が高くなります。古いものは保管状態が悪くなりがちですが、購入当時の状況に近いほど買取価格は高くなるでしょう。高く売れるウイスキーの条件として、完璧な状態に近いことが重要です。
ウイスキーの買取相場
ウイスキーの買取相場は銘柄によって大きく異なります。人気の銘柄で限定販売のウイスキーなどは、数十万円の高値で買取されることも少なくありません。銘柄ごとの買取参考価格をそれぞれみていきましょう。
スコッチ
ザ・マッカラン 25年 シェリーオーク 2019リリース |
20万〜25万円 |
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バランタイン 30年 ベリーレア | 1万〜2万円 |
ローヤルサルート 38年 ストーン・オブ・ディスティニー |
2万〜3万円 |
アイリッシュ
ヘネシー・ナジェーナ | 1万〜2万円 |
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リキッドライブラリー アイリッシュ シングルモルト 22年 | 2万〜3万円 |
ブッシュミルズ シングルモルト 16年 | 5,000〜1万円 |
ジャパニーズ
白州 18年 シングルモルト | 5万〜8万円 |
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山崎 18年 ミズナラ 2017 エディション | 50万〜60万円 |
響 21年 箱付き | 5万〜8万円 |
メルシャン 鳳 15年 | 3万〜5万円 |
蔦蔵16年 秋冬ラベル | 10万〜15万円 |
アメリカン
ブラントン オリジナル シングルバレル | 3,000〜5,000円 |
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ブッカーズ 25周年 アニバーサリー リミテッドエディション |
1万〜2万円 |
ファイティングコック 15年 | 2万〜3万円 |
カナディアン
カナディアンクラブ C.C. 30年 150周年記念ボトル |
1万〜2万円 |
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カナディアンクラブ C.C. 20年 デキャンタ | 5,000円〜1万円 |
クラウンローヤル 15年 | 2万〜3万円 |
どんな場所で売れるのか
「ウイスキーはどこで売れるの?」と疑問の方も多いのではないでしょうか。ウイスキーを売却できるのは、リサイクルショップもしくは、お酒の買取専門店です。少しでも高く売るなら、お酒の買取専門店をおすすめします。それぞれの違いと、お酒の買取専門店をおすすめする理由について詳しく解説します。
リサイクルショップ
リサイクルショップの多くは、ウイスキーの買取も行っています。気軽に品物を持ち込めて、高く買い取ってくれそうなイメージがあります。ですが、幅広いジャンルの買取に対応しているため、お酒専門の査定員が在籍していないことも少なくありません。知識や経験を持たない査定員では、ウイスキーの価値を正しく見極めることができず、安く買い叩かれてしまうことがあります。ウイスキーの価値を正しく見極めてもらうには、専門の査定員が在籍するお酒の買取専門店がおすすめです。
お酒の買取専門店
お酒の買取専門店に任せると安心です。お酒についての知識と経験をもった専門の査定員が、ウイスキーの価値を正しく見極めてくれます。さらに、ウイスキーの買取実績が豊富な買取店だと、なお信頼できるでしょう。ホームページに買取実績を公開している買取店もあるので、事前にチェックし、信頼できる買取店に査定を依頼することがおすすめです。
どんな形式で買取可能か
ウイスキーの買取を行っている業者はたくさんありますが、おすすめなのはバイセルなどの大手の出張査定を行っている買取業者です。
出張 | 査定員が自宅を訪問し、玄関などでウイスキーを査定し、買取してくれます。基本的に無料ですが、出張エリアが限定されている場合があります。 |
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宅配 | 業者に宅配でウイスキーを送り、自宅に居ながら買取してもらえます。手軽ですが、査定の様子が見えないデメリットもあります。 |
店頭 | 自分で店舗にウイスキーを持ち込み、買取してもらいます。目の前で査定してもらえますが、労力がかかります。 |
出張
出張買取では、査定員が自宅を訪問し、玄関などで査定から買取まで対応してくれます。店舗に持ち込む必要がないので、サイズが大きいものや数が多いものを査定してもらうときにとても便利です。査定を受けるためにウイスキーを店舗に持ち込むと、傷つけたり、破損させたりする危険があるので、出張買取をおすすめします。しかし、自宅を訪問されたくない人には不向きです。買取業者によっては、出張エリアが限定されていることもあるので、事前に確認しておきましょう。
宅配
宅配買取では、買取業者に宅配することで、自宅にいながら査定を受けられるサービスです。店舗に持ち込んで査定に立ち会う必要がないので、気軽に査定を依頼できます。一方、査定に立ち会わないことで、買取価格に納得できない人も少なくありません。買取価格に納得できず、返送を依頼すると、キャンセル料や手数料が発生することがあるので、事前に確認しておきましょう。ウイスキーを宅配買取するのはあまりおすすめできません。配送中にボトルが傷ついたり、破損したりすることもあるので、宅配買取を利用する場合は丁寧に梱包しておきましょう。
店頭
店頭買取では、品物を店頭に持ち込み、査定を目の前で見ることができます。店頭に持ち込む時間や手間はかかりますが、査定を目の前で見れるので、買取価格に納得しやすくなります。ウイスキーを店頭に持ち込む時には、傷や損傷に気をつけましょう。傷や損傷が不安な方には、出張買取をおすすめします。
ウイスキーを高く売るコツ
ウイスキー高く売るには、相見積もりをとることや、付属品をそろえるなどのコツがあります。コツを知らずに査定を受けると、大きく損してしまうこともあるので注意しましょう。ウイスキーを高く売るコツを詳しく解説します。
相見積もりをとる
まずは相見積もりをとりましょう。ウイスキーなどのお酒は、webの簡易査定で比較的正確な価格を知ることができます。複数の業者に査定を依頼し、最高値で買い取ってくれる業者で売却しましょう。買取業者を探すのが面倒だという方には、一括査定サービスがおすすめです。複数の業者に一括で査定を依頼してくれるので、自分で業者を探すことなく、一目で最高値の業者を見つけられます。
買取相場を知っておく
買取相場を知っておくことも重要です。相場を知らずに査定を受けると、かなり安い価格でも気づくことができず、そのまま買い叩かれてしまうこともあります。あらかじめ買取相場を調べておくと、安い価格に気づき、他の買取店で売却できるでしょう。あくまで相場価格なので、こだわりすぎないように注意は必要です。
未開封であり、ラベルや箱などの付属品が揃っている完璧な状態を保つ
開封してしまうと劣化を早めてしまうので、未開封であることも重要です。さらに、限定品やプレミアウイスキーには、グラスや箱などの付属品がついていることがあります。ウイスキー本体だけでなく付属品がそろっていると、売却価格はアップします。購入時の状態で売却できるよう付属品をそろえておきましょう。
売却前に綺麗にしておく
ボトルや付属品の汚れを落としておくと査定員に好印象を与え、買取価格アップが期待できます。特に長年保管していると、ホコリを被っていることが多いので、査定前には拭き取っておきましょう。
保存状態を良くしておく
ウイスキーの劣化を抑えるためには、保存状態が鍵を握っています。直射日光と高温多湿を避けて冷暗所などで保管しましょう。保管温度は20℃前後が最適ですので、冷蔵庫に入れる必要はありません。ウイスキーの液面が低下していると、蒸発や液漏れなどが考えられるので、早めに売却することをおすすめします。
開封済み・箱なしのウイスキーでも売れる?
開封済み・箱なしでも買取できる業者はあります。ウイスキーは蒸留酒なので、開封していても劣化しづらく、他のお酒と比べると比較的値段がつきやすい傾向にあります。もちろん買取できない業者もあるので、まずは査定を受けてみると良いでしょう。箱なしでも人気が高いものや、開封していても価値のあるウイスキーも少なくありません。「開封したから処分しよう」と考える前に、一度査定を受けてみてください。
まとめ
ウイスキーの高く売れる銘柄や特徴、買取相場をお伝えしました。生産数が少なく希少性の高いものは、人気が高く、高価買取が期待できます。付属品をそろえたり、適切な条件で保存したりすることで、ウイスキーの価値を下げることなく、高く買い取ってもらえるでしょう。開封しても劣化しにくいウイスキーは、思いもよらぬ値段で買い取られることがあります。処分する前に一度買取査定を受けてみると良いでしょう。