自宅に眠る焼酎が、思いもよらぬ価格で売却できるかもしれません。世界中で多くの人々に親しまれている焼酎は時間をかけて熟成させることから、生産数が少ない銘柄も多く存在します。生産数の少ない希少な焼酎は、愛好家はもちろん、一度飲んでみたいと思う人も少なくないのです。焼酎を高く売るためにはコツを知っておく必要があるので、この記事で詳しく解説します。高く売れる場所や銘柄についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
10月から5月の約8か月は袷(あわせ)の季節です。袷とは裏地のある着物のことで、袷の季節は着物がもっともよく着られる季節。
秋の行楽シーズンにはカジュアルな小紋、お正月の挨拶には振袖、卒業式には袴、子どもの入学式には訪問着など…お出かけや行事で着物が大活躍します。そのため、10 月~5月は着物の需要が高まるため、お持ちの着物を売るには良い時期となります。
着物の多くは袷の着物です。きっとお手元の着物にも裏地が付いているものがあるはず。袷の着物の買取は今からがチャンスです!
焼酎とはどんなお酒?
米や麦、いもなどの穀物を原料として作られる焼酎は、日本の伝統的な蒸留酒として多くの人に親しまれています。焼酎のアルコール度数は20〜45度とやや高めで、25度が一般的です。原料となる穀物を麹で糖化、発酵させ蒸留することで完成します。
蒸留には2つの種類があり、伝統的な単式蒸留機を用いた方法と、連続式蒸留機を使用した新しい蒸留方法です。単式蒸留法は日本特有のもので、アルコール度数36度以下とされ、作り出された焼酎は「旧式焼酎」や「本格焼酎」などと呼ばれます。一方、連続式蒸留法は、45度以下のアルコール度数とされているのです。
焼酎の歴史は江戸時代よりも前にさかのぼり、鹿児島県で発見された記事によると、1559年にはすでに「焼酎」が飲まれていたことが明らかになりました。江戸時代には、みりんや醤油作りにも用いられ、日本中に普及していったのです。
焼酎の分類
焼酎の分類は原材料の種類によって決められます。原材料によって味はもちろん、価値も変わってくるので理解しておくと良いでしょう。焼酎3Mと呼ばれるプレミアム銘柄「魔王」「村尾」「森伊蔵」は特に人気があります。
芋
芋焼酎はもっともメジャーな焼酎といっても過言ではないでしょう。鹿児島の霧島酒造で作られる「赤霧島」や、同じく鹿児島産の「伊佐美」は人気の銘柄です。焼酎3Mも芋焼酎で、希少性が高く、入手困難なプレミアム焼酎とされています。
中でも「森伊蔵」は著名人やセレブからの人気が高く、日本航空では、国内線および国外線のファーストクラスでのみ無料提供されています。一般的には、予約抽選でしか販売されていないこともあり、高い価値がつけられているのです。
麦
麦の軽い味わいとクセが少ないのが特徴的な麦焼酎。有名な銘柄は「百年の孤独」です。蒸留した後、樽で寝かせて熟成させます。熟成期間が3年、4年、5年のものをバランス良く配合させて「百年の孤独」が誕生するのです。「百年の孤独」は麦焼酎の中でも価値が高いものになりますが、芋焼酎ほどのプレミアや価値はありません。
米
米焼酎は日本酒の副産物を原料としており、日本酒のような華やかで端麗な味わいが魅力的です。有名な銘柄は「獺祭」「白岳」「十四代」などがあります。中でも生産数が少ない「十四代」は、発売と同時に完売するほどの人気の高さで、入手するのが非常に困難なことから、高額で取引されることも少なくありません。
その他
焼酎には他にもさまざまな種類がありますので、中でも有名なものを代表してお伝えします。サトウキビを主原料とした黒糖焼酎は、酒税法により奄美大島でしか製造が認められていない希少な焼酎です。フルーティーな飲みやすさが女性にも人気となっているシソ焼酎は、北海道で作られる鍛高譚(たんたかたん)という銘柄がよく知られています。クセの少ないソバ焼酎は、発酵力が弱く、扱いの難しいソバをうまく活用して作られるものです。
他にもにんじんやくり、ごまなど、さまざまな原材料を使って作り出されていますが、使用できる素材は酒税法によって定めれています。
高く売れるのはどんな焼酎?
焼酎にもさまざまな種類や特徴がありますが、高く売れる焼酎とはどのようなものでしょうか?高く売れる可能性がある焼酎の特徴を解説していきます。
画像参照:八海醸造 魚沼の里 より
希少性
生産数の少ない焼酎は価値が高く、売却価格も高くなる傾向にあります。焼酎作りは少人数で行っていることが多く、大量に醸造することができません。特に人気の高い銘柄にはこの傾向が強く、飲みたいと思う人が増えるほど価値は上昇していくでしょう。中には、抽選でしか購入できない銘柄もあります。このようプレミア焼酎の買取価格は、想像以上に高くなることがあるのです。
熟成期間の長い物
蒸留酒である焼酎は、熟成期間によって価値が変わります。3〜6カ月のものを「初期熟成」、半年から3年未満のものを「中期熟成」と呼び、内容量の50%以上が3年以上熟成されていると「長期熟成」と表示することが可能です。長いものは、20年以上熟成されており、愛好家の間ではとても高い人気となっています。熟成期間が長いものほど価値が上昇し、高価買取が期待できます。
焼酎の買取相場
焼酎の買取相場は、種類や銘柄によって大きく異なります。手に入りにくい3Mなどのプレミア焼酎などは、高価買取が期待できるでしょう。焼酎の銘柄ごとに買取価格を紹介します。
芋
森伊蔵 錦江 1800ml | 5万〜8万円 |
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魔王 古にしえのかめ 1800ml | 3万〜5万円 |
村尾 1800ml | 5,000〜1万円 |
麦
百年の孤独 720ml | 1,000〜4,000円 |
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神楽酒造 10年熟成 猶薫 720ml | 5,000〜1万円 |
兼八焼酎1,800ml | 3,000〜5,000円 |
米
十四代 鬼兜 蘭引焼酎720ml | 9,000円 |
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獺祭 焼酎 720ml | 1,500~2,500円 |
野うさぎの走り 600ml | 500〜1,000円 |
その他
しそ焼酎 鍛高譚 720ml | 1,000〜3,000円 |
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奄美黒糖焼酎 れんと 1800ml | 1,000〜3,000円 |
マヤンの呟き 720ml | 500〜2,000円 |
どんな場所で売れるのか
焼酎を売却しようと考えても、買取してくれる店舗をイメージできる人は多くないはずです。気軽になんでも持ち込めるリサイクルショップやお酒の買取専門店に持ち込むと買い取ってもらえます。さまざまなジャンルの品物を買い取るリサイクルショップでは、焼酎についての専門知識をもつ査定員が少なく、正しい価値で売却できないことも少なくありません。価値を最大限に評価してくれるお酒の買取専門店では、正しい価値で売却することができるでしょう。
リサイクルショップ
焼酎をリサイクルショップに持ち込むと、査定から買取まで対応してもらえます。しかし、お酒や焼酎についての専門知識や査定経験が少ない場合、正しい価値を見極めることができず、安く買い叩かれてしまうこともあるのです。焼酎の価値を正しく見極めてもらうには、お酒の買取専門店で査定を受けることをおすすめします。専門知識を持った査定員が在籍しているため、安く買い叩かれる心配は少ないでしょう。
お酒の買取専門店
お酒の買取専門店では、専門知識と経験豊富な査定員が焼酎の価値を正しく見極めてくれます。価値にあった適切な価格で買い取ってもらえるでしょう。さらに、焼酎の買取実績が豊富な業者がおすすめです。数多くの焼酎の買取を行っている業者であれば、安心して査定を任せられます。ネットでも店舗の情報を調べることができるので、事前に買取実績を調べておくと良いでしょう。
どんな形式で買取可能か
焼酎の買取を行っている業者はたくさんありますが、おすすめなのはバイセルなどの大手の出張査定を行っている買取業者です。
出張 | 査定員が自宅を訪問し、玄関などで焼酎を査定し、買取してくれます。基本的に無料ですが、出張エリアが限定されている場合があります。 |
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宅配 | 業者に宅配で焼酎を送り、自宅に居ながら買取してもらえます。手軽ですが、査定の様子が見えないデメリットもあります。 |
店頭 | 自分で店舗に焼酎持ち込み買取してもらいます。目の前で査定してもらえますが、労力がかかります。 |
出張
出張買取では、査定員が自宅を訪問し、玄関などで査定してくれます。店舗に持ち込む必要がないため、時間や労力がかかりません。大きいサイズのものや、数が多いものを査定してもらう時にはとても便利です。瓶に入っていることが多い焼酎は、持ち運ぶと瓶が割れたり、傷ついたりする恐れがあるため、出張買取がおすすめです。
一方、自宅を訪問されたくない人にはあまり向いていません。さらに、買取業者によっては出張エリアが限られていることもあるので、事前に確認しておきましょう。
宅配
宅配買取では、買取業者に宅配するだけで自宅にいながら査定を受けられます。店舗に持ち込む必要がないため、時間や労力はかかりません。しかし、査定を見ることができないため、買取価格に納得できないこともあります。価格に納得できず返送を依頼すると、キャンセル料や手数料が発生する業者が多いでしょう。宅配査定を依頼する前に確認しておきましょう。
焼酎の場合は、割れやすい瓶に入っていることが多いので、宅配査定はあまりおすすめできません。宅配査定を依頼する時には、割れないように丁寧に梱包しましょう。
店頭
店舗買取では、店舗に持ち込み目の前で査定を受ける方法です。査定に立ち会うため、疑問点はその場で解決でき、買取価格に納得しやすくなります。しかし、持っていくまでに時間と労力が必要となり、店舗まで持って行っても待たされることが無いとはいえません。店舗に持ち込む場合には、事前に待ち時間を確認しておくと待たずに済むでしょう。
焼酎は割れやすい瓶に入っているため、持ち運ぶ時には注意しましょう。万が一瓶が割れてしまうと、価値がなくなってしまうこともあります。心配な方は、出張買取を利用すると良いでしょう。
焼酎を高く売るコツ
焼酎には高く売るためのコツがあります。コツを知らずに買取店に持ち込むと、安く買い叩かれてしまうことも少なくありません。事前にコツを知っておき、少しでも高く買い取ってもらいましょう。
相見積もりをとる
まずは相見積もりをとりましょう。焼酎はwebの見積もりで比較的正確な査定を受けられます。複数の買取業者に査定を依頼し、もっとも高い業者に買い取ってもらいましょう。最近は、一括で複数の業者に査定を依頼するサービスもあります。最高値の業者を一目で見つけられるので、とても便利です。
買取相場を知っておく
相場価格を知っておくことも大切です。相場を知らずに査定を受けると、安く買い叩かれてしまっても気づくことができません。事前に相場を調べておくことで、あまりにも安い買取価格を提示されても、売却せずに済みます。
ただし、あくまで相場価格なのでこだわりすぎないようにしましょう。
未開封であり、ラベルや箱などの付属品が揃っている完璧な状態を保つ
未開封の焼酎は高い価値をもっています。苦労して手にしたプレミア焼酎であれば、誰しも飲んでみたい気持ちになるのではないでしょうか?しかし、開封してしまえば、一気に価値は下がってしまいます。買取を考えている焼酎は、極力開封しないようにしましょう。ラベルや箱などの付属品がそろった状態だと高評価です。何かの記念で作られた焼酎はグラス付きで販売されることもあるので、セットのグラスがあるとより高価格での買取が期待できます。
売却前に綺麗にしておく
売却前にはホコリや汚れを落として、綺麗な状態にしておきましょう。ホコリや汚れが多いと、査定員の評価も悪くなり、売却価格も下がってしまいます。綺麗な状態であれば、丁寧に保管していたと好印象を与えることができ、買取価格アップも期待できるのです。
保存状態を良くしておく
焼酎の保存状態にも注意しましょう。ワインのようにワインセラーで温度や湿度を厳密に保つ必要はありません。ですが、直射日光を避け、冷暗所で保管するようにしましょう。焼酎は光に弱い飲み物なので、日光を浴びると劣化が進行します。逆に冷蔵庫で保管すると、焼酎の旨味成分が凝固して、油が浮いてくることもあるので避けるようにしましょう。
まとめ
江戸時代よりも前から日本古来の蒸留酒として親しまれてきた焼酎は、今や世界中に愛好家がたくさんいます。プレミア焼酎や抽選でしか手に入らない希少なものもあるので、自宅に眠っている焼酎が思いもよらぬ価格で売却できるかもしれません。焼酎の価値や買取価格が気になる方は、まずは査定を受けてみると良いでしょう。