骨董品の買取

【2021年最新】硯の買取相場は?高く売るコツからおすすめの買取サービスまで徹底紹介!

硯を売るなら、少しでも高く売りたいですよね。売り方を工夫することで、買取価格を大きくアップさせることが可能です。この記事では、硯を高く売るためのおすすめの方法を解説します。さらに、高く売れる硯の種類や買取相場もお伝えするので、硯の買取をご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。

硯の定義とは?

書道で使用する硯は、墨を水で擦りおろすための文房具です。墨汁を溜めておくためにも使用するので、書道には欠かすことができません。実用性の高い硯ではありますが、中国では紙・筆・墨とともに「文房四宝」とされ、価値の高いものとして大切に扱われてきました。

現在では石などを研磨して平にしたものが一般的で、硯に含まれる粒の大きさや密度の濃さで墨を擦る感覚が変わってきます。粒の密度が高いものほど、きめ細かい墨汁を作り出せるのです。硯の中には貴重な石が使われることもあり、骨董品として高い価値がつけれることも少なくありません。また、彫刻が施された硯は、美術品として収集するコレクターがいるほど人気の高いものもあります。

代表的な硯の分類

硯には種類があり、大きく分けると日本で作られた和硯と、中国で作られた唐硯です。他にも、有名な作家によって作られた作家硯や、書道のお稽古で使用するお稽古用硯などもあります。4種類の硯の特徴や歴史について、比較しながら解説します。

和硯

日本産の硯は和硯(わけん)と呼ばれ、古来より日本各地で作られてきました。現在でも作られてはいますが、その数も徐々に減少しており、希少性は高くなっています。中でも宮城県で作られる雄勝硯と山口県の赤間硯は、国の伝統的工芸品に指定されています。その他にも、雨畑硯や玄昌石硯など和硯には6つの種類があるのです。

唐硯(中国硯)

中国産の硯は唐硯(とうけん)と呼ばれ、産地や素材、硯の種類はさまざまです。中でももっとも有名なのが、端渓硯(たんけいけん)と呼ばれるもので、紫がかった薄茶色や黒、緑がかったものなど色の種類も複数あります。墨を擦るのに最適な硬さであることから高く評価されています。他にも、歙州硯(きゅうじゅうけん)、洮河緑石硯(とうがりょくせきけん)、澄泥硯(ちょうでいけん)と合わせて、四大名硯と呼ばれているのです。

四大名硯以外にもいくつか種類はありますが、全体的に装飾が豪華であるといった特徴があります。さらに、硯に天然石がもつ波紋が表れることもあり、作品として高い価値を持つ場合もあるのです。

作家硯

和硯や唐硯(中国硯)などの産地による分類とは異なりますが、硯を作り出した作家によって分類することもできます。作家によって作られた硯を作家硯と呼び、有名な作家による作品になると、その価値も上昇します。中でも陶器や磁器で作られたものは、優れた陶芸作家による作品が多く、高額で取引されることも少なくありません。

お稽古用硯

硯の中には書道の稽古で使用することを目的に作られた樹脂製のお稽古用硯もあります。お稽古用の硯は、大量生産されたものが多く、その価値は高いとはいえません。骨董品買取店では買取できないこともあります。

硯の価値は何で決まる?

硯の価値は一体どのように決まるのでしょうか?古さや素材、作家など、さまざまな要素で硯の価値が変動します。硯の価値に影響を与える項目ごとに、詳しく解説していきます。

古さ

書道の道具として歴史の長い硯は、古いものほど価値が高い傾向にあります。古いものかどうかを見極めるのは簡単ではありませんが、経年による擦れや味わいを見て、古そうなものは高い価値を秘めている可能性があるでしょう。

素材

硯の価値は素材によって大きく左右されます。一般的に硯は石で作られていますが、石の種類によって色が変わったり、特徴的な模様が表れたりすることもあるのです。中には、翡翠や珊瑚を素材として使用した硯もあり、高級素材として価値を高く評価されるでしょう。

状態

硯の保存状態も価値に大きくかかわります。擦れなどの摩耗が少ないことはもちろん、傷や損傷が少ないことも重要です。損傷や劣化が少ないものは、価値が高い硯として評価されるでしょう。

装飾

硯に施された装飾も価値を決める上で重要になります。硯といえば、長方形や円形のシンプルなものが一般的ですが、中には繊細な装飾が施されたものもあり、観賞用として扱われてきました。

さらに、石の紋様の美しさも重要で、硯の鑑賞会などでは水を張った盆に硯を浸すことで石の紋様を確認する場合もあります。それほど紋様の美しさが、硯の価値に大きな影響を与えるといっても過言ではないでしょう。

作家

硯のみならず骨董品全般にいえることですが、有名作家の作り出した作品は高い価値をもちます。硯の作者をハッキリさせるために落款が施される場合もありますが、偽物もあるため注意が必要です。偽物か本物かの違いについては、素人では判断が難しいので、プロの査定員に確認してもらうようにしましょう。

蒐集家がかつて所有していた

蒐集家(しゅうしゅうか)が所有していた硯などは価値が高くなる可能性もあります。中でも著名人がかつて所有していたことを保証する証明書などがついている場合には、査定額が大幅に上がることもあるでしょう。

硯の買取相場

硯の買取相場は、種類によって大きく変動します。歴史的価値のある硯は数十万円を超えることも少なくありません。硯の種類ごとに買取相場を解説していきます。

和硯

赤間硯 5,000〜1万円
雨畑硯 1,000〜5,000円

唐硯

漢時代磚硯 20万〜30万円
端渓硯 1.5万〜2万円

作家硯

鯉池硯 雨宮静軒作 1.5万〜2万円
紫鳳硯 雨宮静軒作 10万〜15万円

お稽古用硯

樹脂製 500〜1,000円

どんな場所で売れるのか

硯を売却しようと思っても、どこで売れるか疑問ですよね。気軽に持ち込むこめるリサイクルショップに持っていくと、少ない知識で正しい査定ができず、安く買い叩かれることもあります。

どうせ売却するなら、少しでも高く売りたいところですよね。高く売るためには、豊富な知識と経験をもつ査定員が在籍する専門業者がおすすめです。その理由を詳しく解説していきます。

リサイクルショップ

買取してくれる業者として真っ先に思い浮かぶのが、リサイクルショップではないでしょうか?硯も買取可能な業者は多いはずです。しかし、古い歴史をもつ硯の買取に、リサイクルショップが適しているとはいえません。偽物も多く流通する作家による作品などを正しく見極めることは難しいでしょう。

素材や作者、装飾などによっては高額での買取も期待できます。正しい査定を受けるためには、専門の買取業者に任せることをおすすめします。

骨董品・書道具の専門買取業者

硯の買取は、骨董品や書道具の買取専門業者に任せることがおすすめです。中でも硯の買取実績が豊富な業者は、硯を専門とする査定員が在籍している場合もあり、正しい価値を見極めてくれるでしょう。さらに、硯のオークションや骨董市に頻繁に出入りしている業者であれば、最新の相場に精通していると考えられます。少しでも高額で買い取ってもらうためには、最新相場を把握している専門業者に依頼することが大切です。

どんな形式で買取可能か

硯の買取を行っている業者はたくさんありますが、おすすめなのは、バイセルなどの大手の出張査定を行っている買取業者です。

出張 査定員が自宅を訪問し、玄関などで査定し買取してくれます。基本的に無料ですが、出張エリアが限定されている場合があります。
宅配 業者に宅配で送付し、自宅に居ながら買取してもらえます。手軽ですが、査定の様子が見えないデメリットもあります。
店頭 自分で店舗に持ち込んで買取してもらいます。目の前で査定してもらえますが、労力がかかります。

出張

出張買取では査定員が自宅を訪問し、玄関などで査定が行われます。店舗に持ち込む必要がないため、気軽に査定を依頼できるのが特徴です。さらに、大きくてかさばるものや、数が多いものを査定してもらうときにはとても役立ちます。硯を査定してもらう場合も、店舗に持ち運ぶときに傷ついたり損傷したりすることも考えられるので、出張買取がおすすめです。

一方、自宅を訪問されたくない人には向いていません。さらに出張エリアが限定されていることもあるので、あらかじめ確認するようにしましょう。

宅配

宅配買取では、硯を買取業者に宅配するだけで査定から買取まで対応してもらえます。自分の時間をとられることがないので、忙しい人にピッタリのサービスです。ですが硯を宅配すると、配送中に傷ついたり、損傷したりする恐れがあります。配送する際は、丁寧に梱包して損傷を防ぐようにしましょう。

また宅配買取では、査定に立ち会うことができないため、買取価格に納得できないことも少なくありません。納得できずに返送を依頼すると、キャンセル料や手数料が発生することもあるので、宅配する前に確認しておきましょう。

店頭

店舗に硯を持っていき、目の前で査定してもらう買取形式です。買取価格に納得感を得やすく、気になることもその場で解決することができるでしょう。しかし、店舗に持っていくまでに時間がかかり、持ち運ぶ際に傷や損傷のリスクがあります。傷や損傷の影響を受けやすい硯の場合には、あまりおすすめできる買取方法ではありません。店舗に持ち込む場合は、傷や損傷に注意して丁寧に取り扱うようにしましょう。

硯を高く売るコツ

硯を高く売るためにはコツがあります。コツを知らずに買取すると、損してしまうこともあるため、高く売るコツを理解しておくと良いでしょう。

簡易査定を利用して、相見積もりをとる

硯を高く売るためには、簡易査定を利用して相見積もりをとりましょう。作品として作られ、作者名の落款があっても、本物かどうか見分けることはかなり困難です。簡易査定では、メールやLINEで専門業者に簡単に査定を依頼することができます。依頼する場合には、硯本体はもちろん、落款の写真も撮るようにしましょう。また、傷や損傷具合をより詳しく伝えることで、正確な査定につながります。

買取相場を知っておく

買取相場を知っておくことも大切です。相場を知らずに安易に買取店に持っていくと、知識のない人と思われ、安く買い叩かれてしまいます。事前に買取相場をチェックしておくことで、安く買い叩かれずに済むでしょう。あくまで相場金額ですので、必ず同じような価格で買い取られるわけではありません。相場価格にこだわりすぎないように注意しましょう。

書道具一式でまとめて査定してもらう

書道具一式まとめて査定してもらうことで、買取価格をアップできる可能性があります。買取業者がまとめ売りキャンペーンを実施することもあるので、うまく活用しましょう。まとめて査定受けた中に掘り出し物が発見され、買取価格が一気にアップすることもあります。古い硯になると、書道具がそろわないこともあるため、無理にまとめて査定を受ける必要はありません。

付属品を揃えておく

付属品がそろっていると買取価格アップが期待できます。共箱がある場合には、骨董品しての価値を判断しやすくなったり、保管状態が良いと評価されたりします。付属品がある場合には、一緒に査定を受けるようにしましょう。

少しでも綺麗な状態にしておく

綺麗な状態で査定を受けると、査定員の印象もよくなります。ホコリや汚れは綺麗に拭き取っておきましょう。ですが、安易に触って傷つけてしまっては本末転倒です。軽くホコリを払う程度で十分効果があります。現在も価値のある硯を使用されている場合は、普段からお手入れされておくと良いでしょう。

入手経路を明確に

入手経路を明確にしておくことも高く売るためには重要です。正しい入手経路は、硯の歴史や価値にかかわる重要な情報になります。明確に伝えることで、正しい査定につながり、買取価格もアップすることでしょう。購入した場所や、前の所有者などの情報が査定に役立ちます。

破損している・汚れている硯でも売れる?

破損や汚れが気になる硯でも買取できるか気になりますよね。結論は、査定してみないとわかりません。相場より買取価格が低くなる可能性は高いですが、割れたり、汚れたりしていても、実はもともとのデザインだったという場合もあります。査定を受けるまでは正しい価値がわかりませんので、安易に捨てないようにしましょう。掘り出し物の硯に歴史的な価値があり、高額で買い取られることもあるのです。

まとめ

現在お使いの硯や、昔使っていた硯などに思いもよらぬ価値がつくこともあります。蔵から出てきたり、遺品整理で見つけたりした時には、まず査定を受けてみると良いでしょう。古くに作られて歴史的価値のある硯は、高価買取が期待できます。さらに、素材やデザイン、作者によって価値が変動するので、プロの査定員に正しい価値を見極めてもらうと良いでしょう。