「シャンパンはどんな種類が高く売れるの?」と疑問を持たれている方も少なくないでしょう。高く売れるシャンパンは、「ドンペリニヨン」などの有名銘柄です。
この記事では、高く売れるシャンパンの銘柄や買取相場をお伝えします。さらに、高く売るための具体的なコツも解説しますので、シャンパンの売却をご検討の方はぜひ参考にしてみてください。
10月から5月の約8か月は袷(あわせ)の季節です。袷とは裏地のある着物のことで、袷の季節は着物がもっともよく着られる季節。
秋の行楽シーズンにはカジュアルな小紋、お正月の挨拶には振袖、卒業式には袴、子どもの入学式には訪問着など…お出かけや行事で着物が大活躍します。そのため、10 月~5月は着物の需要が高まるため、お持ちの着物を売るには良い時期となります。
着物の多くは袷の着物です。きっとお手元の着物にも裏地が付いているものがあるはず。袷の着物の買取は今からがチャンスです!
シャンパンとはどんなお酒?
シャンパンとは、スパークリングワインの中でもフランス・シャンパーニュ地方で作られ、厳しく定められた基準をクリアしたものです。白ワインでも赤ワインでも炭酸が入ったものは、スパークリングワインと呼ばれています。つまりシャンパンにも、白や赤などの種類があるのです。
シャンパンに使用できるぶどうには制限があり、品種は白ぶどうのシャルドネ、黒ぶどうのピノ・ノワールとピノ・ムニエだけです。品種のみならず、面積あたりの収穫高まで細かく規定されています。シャンパンを名乗るためには、製法にも条件があります。発酵中に出てきたタンニンなどの沈殿物を取り除くことや、リキュールを加えて味を整えることなど、簡単ではありません。
厳しい条件をクリアしたシャンパンには、等級がつけられます。極上のぶどうのみで仕上げた「プレスティージュシャンパン」、その年に収穫されたぶどうのみで作られた「ヴィンテージシャンパン」、ノンヴィンテージシャンパン(NV)の3種類です。シャンパンの価値は、等級によって大きく異なります。
代表的なシャンパンの銘柄
シャンパンの代表的な銘柄をお伝えします。銘柄ごとにさまざまな特徴があり、価値の高さもそれぞれです。銘柄ごとの特徴を詳しくみていきましょう。
ドンペリニヨン
お酒に詳しくない人でも「ドンペリ」という言葉は聞いたことあるほど有名です。「ドンペリ」とは「ドンペリニヨン」の略称で、皇室の晩餐会でも使用されるほど格式高いシャンパンになります。安定した品質から、失敗が許されないような場面でも使用されますが、一般にも多数流通しています。
ドンペリニヨン最大の特徴は、生産量の多さといえるでしょう。希少性が価値につながるシャンパンですので、生産数は公表されていませんが、街中を歩けばドンペリニヨンに出会わないことがないほど身近です。この入手しやすさから世界的な有名シャンパンとなり、多くの人に知れ渡りました。
アルマン・ド・ブリニャック
アルマン・ド・ブリニャックは世界のセレブが愛飲していることで話題となったシャンパンです。250年以上シャンパンを製造しているキャティア社によって2006年に発売されました。2010年には、世界の評論家やソムリエによるブラインドテイスティングで決定される「100 Best Champagne For 2010」で、1,000種類以上のシャンパンの中から世界1位を獲得するなど、世界的に評価の高いシャンパンです。
ルイロデレール
ルイロデレールは「手仕事の芸術品」と呼ばれ、丁寧に時間をかけて作られたシャンパンです。創業の1776年から現在に至るまで、2世紀以上にわたり家族経営で製造されています。原料となるぶどうの70%以上を自社畑で生産しており、これはシャンパーニュ地方でも唯一といわれています。このぶどうに対する真摯な向き合い方が「手仕事の芸術品」と呼ばれる理由でしょう。
クリュッグ
クリュッグはシャンパンの帝王と呼ばれ、濃厚でゴージャスな香りに深みのある味わいが魅力的です。クリュッグの製法は、30年以上使用している古樽で長い期間にわたり低温発酵させるという特徴があります。この製法により、他のシャンパンでは味わえない複雑さが醸し出されるのです。1本仕上げるのに20年の歳月を費やすことで、複雑な味わいの最高峰シャンパンを作り出しています。
サロン
サロンは緑色のボトルが特徴的な希少性の高いシャンパンです。原料の質に強くこだわるサロンは、数年間シャンパンが出荷されないということも少なくありません。出荷されても高い品質からすぐに売り切れてしまうため「幻のシャンパン」とも呼ばれています。こだわり抜いたぶどうの旨味が凝縮されたシャンパンは、高い質と希少性から高額での取引が行われています。
ベルエポック
ベルエポックはエレガントでスッキリとした味わいから、王室御用達のシャンパンとして知られています。ヴィクトリア女王やナポレオン三世、モナコ王妃グレース・ケリーなどを虜にし、古くから格式高いシャンパンとして愛されてきました。現在では一般的にも流通し、特徴的なアネモネの花がデザインされたボトルも魅力の1つとして多くの人々に親しまれています。
高く売れるのはどんなシャンパン?
「どんなシャンパンが高く売れるの?」このようの疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。高く売れるシャンパンは人気の銘柄です。人気の銘柄は需要も多いので、高額での取引が期待できます。他にも高く売れるシャンパンの条件があるので、詳しくみていきましょう。
人気銘柄・シリーズのシャンパン
シャンパンの人気銘柄は高く売れるでしょう。ブランドによっては人気銘柄であっても販売価格が安いものもあります。このような銘柄の高価買取はあまり期待できません。ですが、販売数の少ない銘柄やシリーズのシャンパンなどは高価買取が期待できます。
ヴィンテージもののシャンパン
ヴィンテージのシャンパンの方が買取価格が高くなる傾向にあります。もちろん保存状態が良いことが前提ですが、古いものはプレミア価格がつくこともあります。
シャンパンの買取相場
シャンパンの買取相場をお伝えします。銘柄によって買取相場は大きく異なるため、シャンパンの売却をご検討の方は参考にしてみてください。
ドンペリニヨン
ドンペリニヨン P2 ロゼ | 5万〜10万円 |
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ドンペリニヨン ワイルドピンクパンサー ロゼ | 1万〜3万円 |
アルマン・ド・ブリニャック
アルマン・ド・ブリニャック ブラン・ド・ブラン シルバー |
3万〜5万円 |
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アルマン・ド・ブリニャック マスターズ グリーン |
2万〜3万円 |
ルイロデレール
ルイロデレール クリスタル ロゼ |
3万〜5万円 |
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ルイロデレール クリスタル ブリュット |
1万〜3万円 |
クリュッグ
クリュッグ クロ ダンボネ 1995年 | 20万〜25万円 |
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クリュッグ クロデュメニル 1996年 | 8万〜15万円 |
サロン
サロン ブラン・ド・ブラン 1985年 | 10万〜15万円 |
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サロン ブラン・ド・ブラン 1996年 | 8万〜12万円 |
ベルエポック
ベルエポック ブラン・ド・ブラン 2000年代 | 2万〜3万円 |
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ベルエポック ブラン・ド・ブラン 1990年代 | 1万〜2万円 |
その他
ローランペリエ・アレクサンドラ・ロゼ | 1万〜2万円 |
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アンリ・ジロー ブラン・ド・ブラン 2005 | 2万〜3万円 |
テタンジェ・コレクション アルマン 1981 | 2万〜3万円 |
エンジェル ロゼ | 2万〜3万円 |
ソウメイ ブリュット | 1万〜2万円 |
どんな場所で売れるのか
「シャンパンはどこで売れるの?」と疑問の方も多いのではないでしょうか。シャンパンの売却は、お酒の買取専門店がおすすめです。
リサイクルショップでも買取可能ですが、いくつか注意点があります。お酒の買取専門店がおすすめの理由や、リサイクルショップでの売却で注意すべき点について、詳しく解説していきます。
リサイクルショップ
シャンパンはリサイクルショップで売却することもできます。さまざまなジャンルの品物を買い取るリサイクルショップには、シャンパン専門の査定員が在籍していないことが多いです。すると、高価買取どころか、相場よりかなり安い金額で買い叩かれる恐れがあります。安く買い叩かれないためには、お酒の買取専門店で売却することがおすすめです。
お酒の買取専門店
シャンパンの買取はお酒の買取専門店がおすすめです。お酒専門の査定員が在籍している買取専門店では、シャンパンの価値が正しく見極められ、適切な価格で売却できるでしょう。中でもシャンパンの買取実績が豊富なお店は安心です。買取実績はネットで確認できるお店もあるので、査定前にホームページで確認しておくと良いでしょう。
どんな形式で買取可能か
シャンパンの買取を行っている業者はたくさんありますが、おすすめなのはバイセルなどの大手の出張査定を行っている買取業者です。
出張 | 査定員が自宅を訪問し、玄関などでシャンパンを査定し、買取してくれます。基本的に無料ですが、出張エリアが限定されている場合があります。 |
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宅配 | 業者に宅配でシャンパンを送り、自宅に居ながら買取してもらえます。手軽ですが、査定の様子が見えないデメリットもあります。 |
店頭 | 自分で店舗にシャンパンを持ち込み、買取してもらいます。目の前で査定してもらえますが、労力がかかります。 |
出張
出張査定は、査定員が自宅を訪問し、玄関などで査定してくれます。買取店に持ち込む必要がないので、気軽に査定を依頼できるでしょう。特にサイズが大きいものや、数が多いものを査定してもらう時には、とても便利なサービスです。シャンパンは店舗に持ち運ぶ際に傷つけたり、破損したりするリスクがあります。
1本なら持ち運びも可能ですが、本数が増えると持ち運びも簡単ではないでしょう。持ち運びのリスクを考えると、シャンパンには出張買取がおすすめです。
出張買取は便利なサービスではありますが、自宅を訪問されたくない人には向いていません。さらに、業者によっては出張エリアが限定されていることがあるので、事前に確認しておきましょう。
宅配
宅配査定では、品物を買取業者に配送するだけで自宅にいながら査定を受けられます。買取店に持ち込む時間や手間はかかりませんが、直接査定を見ることができないため、買取価格に納得できないこともあります。買取価格に納得できない時に、返送を依頼すると、キャンセル料や手数料を取られることがあるので、事前に確認しておきましょう。
シャンパンの宅配査定は、あまりおすすめできません。配送中に瓶が傷ついたり、割れたりする危険があるので、やむを得ず配送査定を依頼する時には、丁寧に梱包するようにしましょう。
店頭
店頭査定は、自分で店頭に持ち込むことで査定を受けるサービスです。店頭まで持ち運ぶ時間と手間がかかりますが、直接査定を見ることで、買取価格に納得しやすい傾向にあります。シャンパンは持ち運ぶときに傷つけるリスクがあるので、店頭査定はおすすめできません。店頭査定を行う場合には、シャンパンの瓶が傷ついたり、破損したりしないように丁寧に梱包して持ち運ぶようにしましょう。
シャンパンを高く売るコツ
「シャンパンを少しでも高く売りたい!」このように考える方も少なくないでしょう。シャンパンを高く売るためにはコツがあります。コツを知っておくと、シャンパンを最大限の価値で評価してもらい、高価買取が期待できるでしょう。シャンパンを高く売る具体的なコツを詳しく解説していきます。
相見積もりをとる
まずは相見積もりをとりましょう。シャンパンなどのお酒は、webの簡易査定で比較的正確な価格が提示されます。このweb査定を複数社に依頼し、相見積もりを取得すると、もっとも高額な業者で売却可能です。複数の業者を自分で探すのが面倒だという人は、一括で複数社に査定を依頼できるサービスを活用しましょう。自分で業者を探すことなく、一目で最高値の業者が分かるのでとても便利なサービスです。
買取相場を知っておく
買取相場を知っておくことも重要です。相場価格を知らずに査定に出してしまうと、安く買い叩かれてしまっても気づけません。一方、買取相場を調べておくと、安い査定価格に気づき、別の買取店で売却できます。相場価格はあくまで目安ですので、こだわりすぎないよう注意しましょう。
未開封であり、ラベルや箱などの付属品が揃っている完璧な状態を保つ
一度開封してしまうと、炭酸が抜けてしまい価値が下がってしまいます。開封済のシャンパンは、ほとんどの店舗で買取不可能です。売却予定のシャンパンは、必ず開封せずに保管しておきましょう。シャンパンの中には、グラスや箱付きで販売されているものも少なくありません。特に希少性の高いシャンパンや限定品には、付属品が必ずあるといっても過言ではないでしょう。売却時には、箱やグラスなどの付属品がすべてそろっていると、高価買取が期待できます。
売却前に綺麗にしておく
売却前に綺麗にしておくと、査定員に好印象を与えることができ、査定額アップも期待できます。シャンパンの瓶や付属品のホコリは払っておき、汚れも拭いておくと良いでしょう。
ワインセラーなどで管理を丁寧に行う
シャンパンは熟成が進み炭酸が抜けやすいため、丁寧に保管する必要があります。ワインと同じように温度と湿度が管理されたワインセラーでの保管がおすすめです。常温や冷蔵庫での保管も可能ですが、12℃くらいが適温なので季節や天気によって保管場所を変更しなければなりません。最近では、簡易的なワインセラーも販売されており、10本程度のボトルが保管できるので、こちらを活用してみるのも良いでしょう。
まとめて売る
まとめて売ると買取価格がアップする可能性があります。その理由は、シャンパンはイベントで活用されることがあるので、大量に購入したいというニーズも少なくありません。まとめ売りがこれらのニーズ満たしていれば、高価買取が期待できるでしょう。
まとめ
シャンパンの中で高く売れる銘柄やブランドについて解説しました。未開封のシャンパンで生産数の少ないものや、限定品などは高額での買取が期待できます。
そのほかのブランドや銘柄でも、思いもよらぬ値段で取引されることがあります。処分を考えているシャンパンをお持ちでしたら、まずは査定に出してみると良いでしょう。処分されるはずだったシャンパンが、思いもよらぬお小遣いをもたらすかもしれません。