【骨董品の出張買取】手順からメリット＆デメリットまで徹底ガイド！

骨董品の買取には、大きく分けて、出張・宅配・店頭(持ち込み)買取の3種類があります。

骨董品は大きくて壊れやすいものも多いため、自分で梱包や持ち運びをする必要がなく、査定員が自宅まで来てくれる出張買取が基本的におすすめです。また、知らない方も多いのですが、基本的に、骨董品の出張査定は、無料で受ける事ができ、キャンセルの際にもお金は発生しません。

この記事ではその出張買取について、具体的な申し込み方法や流れ、メリット＆デメリット、口コミなど徹底的に解説します。

1 骨董品の買取方法は主に３つ
2 出張買取の流れ
- 2.1 出張買取に必要なものリスト
3 出張買取のメリット・デメリット
- 3.1 メリット
- 3.2 デメリット
4 出張買取の良い口コミ・悪い口コミ
- 4.1 良い口コミ
- 4.2 悪い口コミ
5 出張買取に向いている人
6 高値で売れる骨董品のポイント
- 6.1 有名作家の骨董品
- 6.2 保存状態の良い骨董品
7 相見積もりの仕方
8 出張買取業者の選び方
9 出張買取のQ&A
10 まとめ

骨董品の買取方法は主に３つ

買取方法には大きく分けて、出張買取・宅配買取・店舗買取の3つの方法があります。

一番おすすめなのは、査定員が家まで来てくれる出張買取。
申し込んだら家で待つだけという手軽さが魅力です。
目の前で査定してくれることや、現金で買取を行うことも安心できるポイントです。

仕事が忙しく在宅時間が少ない人には、宅配買取も選択肢になるでしょう。
骨董品を梱包して送るだけなので、自分のペースで進めることができます。

店頭に骨董品を持ち込む店舗買取は、近所に店舗がある場合に便利な方法です。

ライフスタイル、買取を依頼する品物や量などをふまえて、自分に合った買取方法を選びましょう。

骨董品買取についての注意

特に、骨董品の買取の際に気を付けたいポイントがあります。それは骨董品は他の品物に比べて、大きく、壊れやすい、という点です。特に掛け軸や日本刀のように横に長いものや、壺のように体積のあるものなど、持ち運びにくい品物が多いです。また骨董品は基本的に古く、状態が悪いものが多くなっています。逆に壊れているものでも業者側で修理をしてくれるため、買取が可能という利点もありますが、やはり今よりも状態が悪くなることは避けたいところです。大きく、壊れやすい骨董品が運送の際に破損してしまった事で、査定金額が低くなったなんてことにもならないように、最大限の注意を払いましょう。

宅配・持込買取は手間がかかる

宅配買取では丁寧に梱包を行い、緩衝材等もきちんと詰める事や、運送保険に加入している業者を選ぶことが大切です。ただし、運送保険にも限度があるので、高額な査定額の場合には補いきれない事もあります。

持込買取では、自身で店舗まで運ぶ必要があります。この際にも、段ボールに適当に詰めて持っていくのではなく、衝撃があった際に割れたり壊れたりしないようきちんと安定した状態を作って持っていきましょう。

骨董品は出張買取がおすすめ

こうした注意や手間を払うのが面倒な方には、出張買取がおすすめです。自宅に査定員が取りに来てくれるため、梱包の苦労や割れる事の心配をせずに済みます。

また、車がなく自分で店舗に骨董品を持ち込むことや、郵便を送るにしてもそこまで持ち運ぶことが大変な方にとっても、出張買取はぴったりの方法でしょう。

骨董品の量が多い場合も、持ち込みや宅配で全部査定してもらうにはサイズ・容量が気になりますし、どれを持ち運んだり、送ったりすればよいか、素人では判断も難しい事もあるでしょう。出張買取では、こうした心配をする必要がなく、査定員が自宅にやってきてくれるので、余すことなく査定してもらえます。

出張買取の流れ

出張買取を行っている業者は多くありますが、ここでは絵画や焼物、刀剣など幅広く買取を行っているバイセルを例に紹介します。

スムーズに依頼をするために、あらかじめ出張買取の流れについて確認しましょう。

webや電話で申し込み
スタッフが自宅訪問し、その場で査定
査定金額に同意すれば、即日現金手渡し

電話かメール1本で申し込みできるので、気軽に利用することができますね。

出張買取に必要なものリスト

必要なものは、たったの２つだけ！

査定に出す骨董品
本人確認書類

正式に買取が決まったら、取引をする際に本人確認書類が必要になります。

古物営業法という法律によって定められているため、本人確認ができない場合は取引ができないので注意しましょう。

本人確認書類は、下記のいずれかを必ず用意してください。

運転免許証
保険証(住所の記載があるもの)
パスポート
住民基本台帳カード
外国人登録書
特別永住者証明書

出張買取のメリット・デメリット

こちらでは出張買取を利用する上での、メリット・デメリットを見ていきます。

メリット

査定料と出張料が完全無料
売るまでの時間が圧倒的に短い
ネットや電話で申し込むだけ
すぐに現金が手に入る
査定の様子がわかる
外出できない人にぴったり
大量の骨董品が一気に片付く
対面なので安心して取引ができる
梱包したり発送したりする必要がない
ガソリン代や交通費がかからない

手間がかからず、申込１本で見積もり依頼ができるのが最大の魅力です。

査定スタッフと対面しながら取引ができるので、疑問があればすぐにその場で質問できるのも安心ですね。

デメリット

身分証明書に記載されている住所でしか買取取引ができない
自宅に他人をあげなければならない
査定額に不満があっても断りづらい
優良買取店は希望の日程で予約が取りづらい
予約した時間に家にいる必要がある
エリアが限られる場合がある
悪徳業者の場合は、詐欺に合う可能性やトラブルに巻き込まれる場合もある

古物営業法に基づき、取引を行う人の住所でのみ買取が可能です。

そのため、買取を依頼する本人しか買取契約を行うことができないので、買取希望日に必ず自宅で待機をする必要があります。

また、調査スタッフを自宅に招き入れることに抵抗がある人にとって、出張買取サービスはデメリットに感じるかもしれません。

出張買取の良い口コミ・悪い口コミ

こちらでは、出張買取を利用した方の口コミをご紹介します。

良い口コミ

41歳女性神奈川県での茶道具の買取の口コミ・評判
自分で捨てるだけのものでしたので、少しでも買い取っていただけて良かったです。茶道具は店舗までもっていくのも大変なので、訪問していただけて助かりました。
きっと有名作家の作品があれば高額買取だったのでしょうが、有名作家さんのものはすべてお弟子さんにあげてしまっていたので、金額的には高額にはなりませんでした。
捨てる手間を考えれば、満足です。電話した時の対応が良く、来ていただいた方も物腰柔らかく安心いたしました。あまり高額にはならないかもしれないとの説明がありました。ご自分で調べて、安心納得できる業者さんと取引するのが一番良いと思います。

引用元:買取の評判

29歳男性広島県での絵画の買取の口コミ・評判
祖父の遺品整理として利用させてもらいました。私自身、絵画や骨董品といった類の物に知識などが無く、どのように処理しようかと考えた末に買取サービスを利用することとなりました。買取金額云々ではなく、処分するということが第一の目的だったので、サービスとしては満足しています。
骨董品などのある程度の知識を入れておくと買取金額などの面でも満足に取引できるのではないかと思います。高齢の親族の家にあるものを事前にチェックしておくことも必要なのだと思いました。海外の無名な作家の作品であるものの、保存状態は良く額縁も魅力的と説明を受けました。短時間の対応でしたが、知的で落ち着いた方だったので説得力がありました。

引用元:買取の評判

53歳男性福井県での茶道具・絵画・陶器などの買取の口コミ・評判
3日ほどかけて、一度古美術永澤で価格が付きそうな骨董は東京に運び、1ヶ月かけて約100点の陶器、漆のセット、掛軸等の鑑定を行いました。その中で特に高価だったのは、漆で出来た御前のセットで全て揃っておりますいるものが30客あり、約100万円の価格が付きました。陶器に関しては銘品と言われる物は有りませんでしが越前焼きの茶碗やお皿など、一点、3万円から10万円程度、掛軸は寄付をしたものが多かったのですが、10万円から30万円で引き取って貰えました。思ってい以上の査定で、結果には満足しています。

引用元:買取の評判

悪い口コミ

こちらの口コミを見て納得しました。
ＨＰに書いてある事と全く違い、何も査定せず買い取ってくれません。本当にテレビで紹介されてるんでしょうか。
いろいろ疑問です。

引用元: ヒカカク

星は0です。信じられません。電話のオペレーター以外の電話がとにかく雑。当日の16時くらいまで全く連絡が無く、不審に思ったのでそのことを伝えた上で電話でキャンセルさせてくださいと伝えたら、謝罪の言葉もなく「あぁ了解でーす。」と言ってものすごいスピードで電話を切られました。日程調整の連絡をしてきた人も、とにかく早く電話を終わらせたい感じが久々と伝わり、こちらの質問にも面倒くさそうに答えていました。別に頼んだ業者はとても対応が丁寧でした。もっと従業員の教育をすべきかと思います。

引用元: ヒカカク

出張買取をお願いしようと思い、電話したのだが、折り返し担当のAさんから連絡があると言ってたのに丸１日以上経っても連絡なし。
2日目に再度コールセンターに連絡して、30分以内に電話させると言っていたが、1時間以上経ってようやく連絡が来ました。
すると、昨日2度程電話したが出なかったと言うが、着信履歴はもちろんない。
そして、他になんか価値のあるものがなければ、出張費がかかるとのことでした。
その場で断りましたが、マジで時間の無駄でした！

引用元: ヒカカク

出張買取に向いている人

骨董品が多くて持ち運びが大変な人
自分で梱包する時間がない人
店舗に出向く時間がない人
不要な骨董品を一気に片づけたい人

骨董品の買取が自宅にいるだけで完結するのが出張買取の魅力です。

手間をかけずに利用したい人や、時間を有効的に使いたい人にぴったりです。

高値で売れる骨董品のポイント

どんな骨董品が高値で売れるのか、事前に確認しておきましょう。

有名作家の骨董品

骨董品の買取では、特にどの作家の作品かという事が大事になります。

贋作も多く出回っていますが、真作であった場合、有名作家であれば高い査定額が期待できます。

鑑定書や、共箱に記載されている落款などがあれば、本物であることを判断しやすく高価買取に繋がるでしょう。

歴史的に有名な作家や、現代の人間国宝、有名な工房やブランドといった場合が、高価買取になりやすいです。

保存状態の良い骨董品

保存状態の良し悪しも査定に大きく影響します。基本的に骨董品は他の品目とは異なり、一点物であることが多いので、保存状態の良いものほど、その商品の価値は上がります。

しかし、骨董品は基本的に古いものが多いため、劣化している場合も多いでしょう。色あせ・割れ・折れ・汚れ・カビなどが考えられます。しかし、これらの修復を素人がおこなうのは危険です。修復も専門家がいますので、表面の清掃程度でそのまま査定に出しましょう。

もちろんどちらかというと保存状態が良いことに越したことはないのですが、保存状態が多少悪くても、商品そのものの価値がある事も多いので、諦めずに査定してもらいましょう。

相見積もりの仕方

出張買取で相見積もりをとるポイントは、金額に不満があったら、ちゃんと話して、一度お断りをしてみることです。

というのも、骨董品の査定は非常に難しく、テレビ番組に出演するような有名な査定士であっても、贋作を真作としてしまうこともあるからです。

また、作品の価値を判断する鑑定眼の他、業者がその商品の販売ルートに強いか、という事も大事です。自社で販売ルートを持っている業者であればマージンなしに高値での買取が期待できますが、その商品の販売ルートがないと、その商品を捌くための仲介手数料の分が査定額から引かれている可能性があります。

従って、骨董品では業者を変える事で査定額が大きく変わることがあります。ある業者ではこれは価値がないので買取できないと言われたものでも、他の業者では非常に価値のあるものであったと査定してもらえることもあります。

よって、何社か査定してもらい、その中で最も高く査定をしてくれた業者にもう一度買取を依頼するのが良いでしょう。ただし、まとめ売りする事で査定額が上がる可能性もありますし、骨董品の価格は需要に応じての時価なので、時間が経つと査定額が変わることはおさえておきましょう。査定金額の詳細な内訳を聞けると安心です。