楽器の買取

古い楽器でも買取は可能!高値買取されやすい楽器の特徴やコツを紹介

「もう使わないけど古いから捨てるしかない…」そんな楽器はありませんか?古い楽器でも買取は可能です。ものによっては古い方が価値が高いことも。

この記事では、古くても買取可能な楽器や、壊れていても買取されやすい楽器の特徴を紹介しています。お手元の古い楽器に意外な価値が付くかもしれません。

古いからと捨ててしまう前に、ぜひ一度読んでみてください。


古くても買取可能な楽器

通常通り演奏できる楽器

問題なく演奏できる楽器は、どんなに古くても買取は可能です。買取価格はそこまで高くありませんが、「練習用の楽器が欲しい」「手始めに安く楽器を手に入れたい」などのニーズは一定数あります。

演奏できればメーカーやブランド問わず買取可能なので、買取に出す前に一度演奏できるか試しておきましょう。

有名メーカーの楽器

世界的に有名なメーカーの楽器は、時代を代表するミュージシャンが愛用していたこともあり、今でも大変な人気があります。

  • ビートルズが愛用したRickenbacker(リッケンバッカー)
  • エリック・クラプトンが愛用したFender(フェンダー)
  • KISSのギタリストが愛用したGibson(ギブソン)…など

これらの楽器メーカーは今でも高い人気を誇っているので、古いものであっても買取可能です。製造年や型番によっては、古い方がプレミアとなることもあります。

古い楽器でも、まずはメーカーや型番を確認しておきましょう。

今でも人気の高い楽器

現在でも人気のある定番楽器は需要が高いので、売れやすい傾向があります。

現在でも人気の定番楽器はこちら。

  • 電子ピアノ
  • ギター
  • ギターアンプ
  • ドラムスネア
  • ウクレレ
  • サックス…など

子どもの習い事としてもポピュラーな電子ピアノ、バンドに必要不可欠なギターとギターアンプ、手軽に始められるウクレレ、ジャズ愛好家が憧れるサックスなど、多くの需要が見込まれる楽器は古くても買取可能なことが多いです。

壊れていても買取されやすい楽器

下記のような、壊れている楽器や状態がひどい楽器でも買取可能な場合があります。

  • 音が出ない楽器
  • サビがひどい管楽器
  • ペグなどの部品不足の楽器
  • 打痕やシールの痕が多い楽器…など

ここでは壊れていても買取されやすい楽器の特徴を紹介します。ただし、壊れている楽器を取り扱っているかどうかは買取業者によるので、事前に確認してください。

パーツに価値がある楽器

壊れていてもパーツに価値が付くことがあります。古い楽器の修理用パーツとして再利用できるからです。

古い楽器のパーツはすでに製造や販売を終了していることが多いので、修理したくてもできません。そこであなたの壊れた楽器のパーツを使えば修理できるようになります。

楽器そのものはもう使えなくても「捨てるのはもったいない」「何とか使ってほしい」と考える人は、使えるパーツを再利用してくれる業者を探しましょう。

ヴィンテージ楽器

ヴィンテージ楽器は、音が出なかったり安定しなかったりと正常に演奏できない状態でも、高値で買取してもらえる可能性があります。

ヴィンテージのギターとは、おおむね1950年代~1960年代に製作された、有名メーカーの楽器のこと。当時の大人気ミュージシャン達が愛用していたものと同じメーカー・モデル・製作年であれば、いまだにマニアの間で人気が高いです。たとえ演奏できなくても、観賞用や装飾、コレクションとしての需要があります。また、現在とは異なる素材や製法を用いておりプレミア感があることも、人気の理由です。

ヴィンテージのピアノに関しては、世界的一流メーカーであるSTEINWAY&SONSやヤマハといったピアノが人気です。古いモデルは今ではもう生産されていないので希少価値が高まり、世界中に購入したい人がいます。

ものによっては修理可能

壊れていてどうしようもないと思う楽器でも、プロの目から見ると十分修理可能な楽器かもしれません。楽器の修復に詳しくない素人に判断は難しいです。

壊れていたり音が出なくても「壊れているから捨てるしかない」とあきらめず、ひとまず査定に出してみることをおすすめします。その際は何社かに見てもらいましょう。

古い楽器を高く売るコツ

すぐに売る

基本的に楽器は新しいほど高値で買取されます。「もう使わないな…。」と思ったときが売るべきベストタイミングです。

たとえ使わないまま保管していても弦や金属部の劣化が発生してしまいます。古い楽器はすでに経年劣化が進んでいるので、なおさら早く売った方が良いです。綺麗に音がだせなくなってしまえば、楽器としての価値が下がり買取価格も低くなります。

壊れていても買取可能なヴィンテージ楽器であっても、やはり綺麗に演奏できるにこしたことはありません。長年眠っていた古い楽器は、できるだけ早く売りに出しましょう。

できるだけ見た目を綺麗にしておく

楽器の見た目は、買取価格を左右する重要なポイントです。

拭けば取れる程度の汚れやホコリ簡単に剝がせそうなステッカーなどは事前に取っておきましょう。ただし、楽器によってお手入れ方法は異なるので、汚れの落とし方や拭き方は事前に調べてから行ってください。綺麗にしようと思って逆に傷つけてしまうと、買取価格が低くなってしまう可能性があります。無理な手入れは禁物です。

見た目の綺麗さは重要ですが、十分に注意して取り扱ってください。

保証書を揃えておく

保証書とは購入日や購入店舗などが記載されているもので、楽器の査定で重要度の高いポイントです。購入日が明記されていることで、楽器がどのくらい新しいのかという客観的証明にもなり、楽器のメーカーや品番の確定も容易にできます。いわば、保証書は信頼の証ともいえるでしょう。

また、保証書があれば購入店舗でメンテナンスサービスを受けられるケースもあるため、より重宝されます。保証書をそろえて出せば、買取価格のアップが大いに期待できるでしょう。

付属品を揃えておく

保証書に加えて、楽器の付属品があれば必ず査定時に提示しましょう。付属品とは具体的には下記のようなものです。

  • 楽器のケース
  • 取扱説明書
  • ケーブル
  • 認定書
  • ギターのピック、アーム、替え弦
  • ピアノの鍵盤カバー
  • 三味線のバチ…など

査定時にはできるだけ付属品をそろえ、購入した時の状態に近づけておくことが重要です。付属品が欠けていて楽器が演奏できない状態だと、買取価格は下がってしまいます。

また、古い楽器の付属品などは今では販売されていないことが多いので、付属品をそろえるのは困難です。したがって付属品ができるかぎりそろっている方が、次の購入者が見つかりやすいので高値が付きやすくなります。

どんなに小さな付属品でも査定の際にはとりあえず揃えておきましょう

メーカーや型番を正確に把握しておく

売りたい楽器の、メーカー・製造年・型番は正確に把握しておきましょう。そしてネット検索やネット査定などを利用して、大まかな買取相場を知っておくとなお良いです。

楽器によっては、同じメーカーの同じ型番であっても製造年によって大きく買取相場が変わることもあります。自分である程度買取相場を知っておけば、不当に安く買いたたかれる可能性が低くなります。

簡単なメンテナンスをしておく

ギターやベースなどは、チューニングしたり弦を張り替えたりなどの簡単なメンテナンスをしておくと良いです。今までメンテナンスをしたことがない場合は無理にする必要はありません。そのまま査定に出しましょう。

なお、ピアノの調律はしない方が良いです。ピアノの調律には比較的費用がかかるので、調律をした分以上に買取価格がアップするとは限らないからです。

まとめて売る

楽器1点よりも複数点ある方が高く売れる場合があります。まとめて依頼することで買取業者のコストが下がるので、その分を買取金額に乗せやすくなるからです。

楽器を買取に出す際には、他にも不要な楽器がないか確認してみましょう。

楽器の高値買取には相見積もり

複数の買取業者に見積もりを依頼する「相見積もり」は、楽器を高く売るための重要なポイントです。

ひとつの業者だけで決めてしまうと、相場より低い価格を提示されてもなかなか気づけません。業者によっては不当に低い価格を言われることもあります。楽器を買取に出す際には、比較する前提で相見積もりをしましょう。査定結果や説明に納得できない場合は、一旦は断るのも選択肢にしてください。

2~3社で相見積もりをして、一番高い価格を付けた業者に買い取ってもらうのが最も高値で売れる方法です。

まとめ:古い楽器でもまずは査定に出してみよう

古い楽器でも買取可能なケースがあることがわかりました。

通常通り演奏できればほぼ買取できるので、ぜひ査定に出しましょう。壊れていても十分に修復可能だったり、パーツに価値があったりすることもあるので、まずは査定に出してみましょう。

人気メーカーやヴィンテージものの楽器は、むしろ高値が付く可能性もあります。

古い楽器だからというだけであきらめずに、いくつかの業者に査定してもらいましょう。