みなさんは、コレクションとして集めているお手持ちの切手をどのように保管していますか?
切手はそのままの状態で置いておくと、あっという間に劣化してしまいます。
正しく収納しなければ、増え続ける切手の管理も大変になるでしょう。
コレクションとして楽しんだ切手を、いずれ買取に依頼する可能性があるのであれば、切手を正しく保管することはとても重要になります。
今回は、いつまでも色褪せず綺麗な状態の切手を保てるように、切手の正しい保管方法をご紹介していきます。
今すぐ実践できる簡単な内容なのでぜひ参考にしてみてください。
切手を正しく保管するべき理由
大切な切手をいつまでも綺麗な状態で鑑賞したいのであれば、正しく保管して良い状態を保つことが大切です。
間違った保管をして劣化してしまった切手は、価値がある切手でも評価が大きく下がってしまいます。
繊細な切手の保管はとても難しいと思われがちですが、実はいくつかの注意点を意識して保管するだけで、美しい状態は維持できるのです。
特に気を付けたい点は「湿度が高い場所」と「直射日光が当る場所」です。
切手は湿気に弱いため、長期間湿気の高い場所に置いておくことはカビの原因になりかねません。
黄ばみ予防のために直射日光も避けて保管しましょう。
【コレクション向け】切手の保管方法3選
コレクションとして残しておきたいのであれば、切手をできるだけ良い状態で保管することが大切です。
こちらでは、何年経っても切手の価値を下げず、美しい状態の切手をいつまでも保てる正しい保管方法をご紹介していきます。
ぜひ実践してみてください。
ストックブック
画像引用:スタマガネット
切手の一時的な保管方法としてよく利用されるのが「ストックブック」とよばれる郵趣用品です。
切手サイズに作られた専用のポケットに、切手を1枚ずつ差しこむだけで簡単に収納できるのが特徴です。
写真のアルバムのような作りなので、1ページずつ見開きで保管した切手を鑑賞することも
できますよ。
防湿効果のあるグラシン紙のポケットを使用したものもあり、切手の状態を保つための工夫がされているのもポイントです。
表紙のデザインも多数展開されているほか、自分だけのオリジナルの表紙を作成できるストックブックもありますよ。
バインダータイプや、書き込みができるリーフタイプもあるので、用途や好みに合わせて使用すると良いでしょう。
グラシン紙製ストックブックに保管をする場合は、切手に段が付いてしまう場合があるので長期保管の際は注意が必要です。
ストックブックの収納は、保管場所によって切手のコンディションが悪くなる可能性があります。
あくまで切手をアルバムに整理するまでの一時的な保管場所として利用しましょう。
切手アルバム
画像引用:LOFT
長く鑑賞用として楽しむのであれば切手用のアルバムに保管をすると良いでしょう。
アルバムに切手を保管する場合は「ヒンジ」と「マウント」の二種類のアイテムを使った保管方法があります。
ヒンジ
薄い糊が付いた「ヒンジ」とよばれる紙を、切手の裏面に貼り付けて保管する方法です。
ヒンジは安価で手軽に購入できるので、切手をコレクションとして保管する際に古くから使用されてきました。
ヒンジに付いている糊を利用して切手をアルバムに固定させるので、切手の折れや破れを防いで保管することができます。
しかしヒンジを使用することで、切手の裏に跡がついてしまい切手の価値が下がってしまうことから、ヒンジを使用して保管する人は年々減っていると言われています。
マウント
ヒンジを使用して切手の保管をする人が減っている一方で、近年では合成樹脂フィルムで作られた「マウント」を使い、切手の保管をする人が増えています。
フィルムの間に切手を挟み、アルバムに貼り付けて保管する方法です。
ヒンジのように跡がつくこともなく、美しい状態を長期保管できる観点から多くの人が利用しています。
ヒンジに比べて高価ではありますが、切手を長期的に良い状態で保管したい方におすすめです。
シートブック
画像引用:スタマガネット
切手シートを折らずに収納できる「シートブック」も保管に便利なアイテムです。
湿気防止にすぐれたグラシン紙ポケットや、切手の絵柄が良く見える透明PPポケットつきのタイプもあります。
切手を切らずに、そのままの状態で保管したい方にぴったりの収納方法と言えるでしょう。
【普段使い向け】切手の収納アイディア4選
日常的に切手を使用するのであれば、見た目の可愛さや利便性の良い収納アイテムが良いですよね。
こちらでは、手軽に取り入れられるおすすめの切手の収納アイディアをご紹介します。
100均グッズで賢く収納
便利で豊富なラインナップが充実の100円均一では、切手の収納に役立つアイテムが盛りだくさんです。
- プラスチックのピルや絆創膏ケース
- タッパー
- チャックつきポリ袋
- 写真アルバム
- 名刺アルバム
- システム手帳+リフィル
- カードケース
- 仕切り付きプラケース
- チャックつきポーチ
切手を1枚ずつ収納したいのか、切らずにシートのままま収納したいのか、希望の保管状態によって使用するアイテムも変わります。
ご自身の用途に合った収納アイテムを探してみて下さいね。
お菓子缶で可愛く収納
使いたい時にすぐに使えるよう、ミシン目から切り離して保管するのであれば、光を通さないお菓子の缶が役立ちます。
直射日光を遮断し切手の変色を防ぐほか、インテリアとして飾ることもできるので一石二鳥。
おしゃれに使いやすく保管できるのがポイントです。
無印良品のチケットフォルダー
画像引用:無印良品
縦長サイズの切手の収納にぴったりな無印良品の「スリムチケットフォルダー」
切符やチケットを保管するアイテムですが、切手の保管にもぴったりです。
切手をシートのまま保管ができるほか、中身の確認がしやすいので使いたい切手がすぐに取り出せますよ。
コンパクトな作りで場所を取らないのも嬉しいポイントです。
ニトリのワイド収納ケース&レターケース
画像引用:ニトリ
ポリスチレン製の丈夫な作りでほこりから切手を守りながら保管ができるニトリの収納ケース。
シートのままの状態で保管ができる「ワイド収納ケース3段」と、種類別に切った切手の整理に便利な「レターケース9個」がおすすめです。
上手に使い分けることで、より使いやすく保管することができますよ。
他の文具もまとめて収納できるほか、ケース同士を重ねて使用することも可能なので使い勝手も良いでしょう。
あまり収納場所が取れないい方、シンプルに使いたい方におすすめです。
切手を高く売るコツ
切手の売却を検討している方に向けて、少しでも高く売るためのコツをご紹介していきます。
複数業者に【相見積もり】
切手の査定に出す際は、1社に決めず何社かに見積もりに出すことをおすすめします。
なぜなら、業者によって査定の際に注意するポイントが異なるので、買取金額に差が出てしまうからです。
そのため同じプレミア切手でも、査定する業者によっては数千円単位で金額が変わってしまうことも。
何社か見積りをした上で、納得できる金額で取引をしましょう。
買取相場を知っておく
切手を買取に出す際は、事前に買取相場を調べておくと安心です。
買取相場を知っておくことで、業者選びの参考になるはずです。
平均的にどのくらいの価格になるのかを知ることで、相場より安い金額で取引をしてしまう心配もなくなります。
保存状態によって金額が変動するので、あくまで目安程度に調べておくと良いでしょう。
切手に詳しい業者を選ぶ
切手を買取に出す際は、切手に詳しい買取業者に依頼することをおすすめします。
専門知識のない業者に依頼をしてしまうと、切手の価値が分からず正しく評価されない可能性が高くなるためです。
金券ショップなどは、知識を持っているスタッフが少ないので相場以下で取引することも少なくありません。
また、オークションサイトでは落札額のふり幅が大きいので、安く買い叩かれてしまう可能性が高いでしょう。
プロの査定を受けられるくわしい業者であれば、正当な価格での買取が期待出来るので安心できますよ。
切手を売るなら早めに!
切手は上手に保管することで、長期的に美しい状態を保つことが可能です。
しかし時代の流れとともに、切手の価値が下がると言われている昨今、現在価値のある切手が今後も高価で買取ができるとは限りません。
今後、買取依頼を検討しているのであれば、切手の価値が高いうちに査定に出すことも視野に入れると良いでしょう。
良い状態で保存できていれば高価買取が望めます。
折れや汚れなど痛んでしまうと切手の価値が下がってしまうので気を付けてください。
まとめ
今回は切手の上手な保管方法をご紹介しました。
収納や保管を怠って、大切な切手の価値が下がってしまうのはもったいないですよね。
今回ご紹介した収納方法はほんのひと手間ですぐにできることばかりです。
ぜひご紹介した収納方法を取り入れて、いつまでも切手を良い状態で保存してください。
そして、今後保管していた切手を売る際は、切手の価値をしっかり理解している専門の業者に依頼をすることをおすすめします。
また、依頼をする際は何社か相見積りを行うことも忘れずに。
大切な切手を正しく保管して、手放す際は納得のできる業者で買取依頼を行いましょう。