七五三の着物は高く売れる？高値の特徴や少しでも高く売るポイントを紹介

「1回しか着用していない七五三の着物を持っているけれどどうしよう」

そんなときには着物買取サービスを利用するのが便利です。

しかし、初めて買取サービスを利用する人の中には

• 七五三の着物なんて買取できるの？
• 買取相場はどのくらい？

などさまざまな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか？

そこで今回の記事では、七五三の着物とはどういうものなのかという基礎知識から、買取相場や高く売るポイントなどまで、詳しく紹介していきます。

目次
0.1 おすすめの買取業者
1 七五三の着物とは
2 七五三の着物の買取相場
2.1 【注意】保存状態や種類によって価格は変動する
3 高く売れる七五三の着物の特徴
3.1 正絹の着物
3.2 有名産地で作られた着物
3.3 老舗メーカーが手掛ける着物
3.4 人気ブランドの着物
3.5 購入してすぐの着物
3.6 一式セットが揃っている着物
4 もし買取額が付かなかったら
4.1 リメイクして使う
4.2 人に譲る
5 七五三の着物をより高く売るコツ
5.1 買取の大原則【相見積もり】
5.2 査定時には証紙を提出
5.3 良好な保存状態をキープ
5.4 できるだけ早く売る
5.5 シーズンの少し前に売る
6 まとめ：諦めずまずは査定に出してみよう
7 七五三着物を売るならココ！おすすめ買取業者ランキング
7.1 1位 バイセル
7.2 2位 福ちゃん
7.3 3位 ザ・ゴールド

おすすめの買取業者

順位	業者名	説明
1位	バイセル	バイセル 重点対応地域：全国 形式：出張・宅配・店舗 公式サイト 詳細・口コミ（111）
2位	福ちゃん	福ちゃん 重点対応地域：全国 形式：出張・宅配・店舗 公式サイト 詳細・口コミ（11）

七五三の着物とは

七五三は、女の子は3歳と7歳、男の子は5歳に子供の健やかな成長を願う行事です。七五三で身に付ける祝い着は性別、年齢によって以下のように分かれます。

年齢/性別	着物の種類
５歳男の子	羽織袴を身に付けます。
3歳女の子	着物にやわらかい兵児帯（へこおび）をし、その上に被布（ひふ）を着ます。
7歳女の子	大人が着用する振袖のこども版の着物を着用します。帯の下にしごき、胸元には筥迫（はこせこ）と扇子を挿します。

画像引用元：晴れ着の丸昌

七五三を祝う日は正式には11月15日ですが、年によっては平日にかかったりすることもあります。

そのため多くの人が10月下旬から11月下旬の週末に、祝い着を着た子供とともに神社にお参りに出かけます。

七五三の着物の買取相場

ポリエステルなどの安価な素材やシミや汚れのある状態の悪いものは、数百円程にしかならず、ときには買取対象にさえならないものもあります。七五三の着物は他の着物の買取相場と比べても低めになっています。

振袖	数千円～40,000円
留袖	数千円～20,000円
色無地	500円～5,000円
訪問着	数千円～30,000円
付け下げ	～10,000円
小紋	0円～5,000円
浴衣	0円～2,000円

七五三の着物は、七五三当日にしか着ないため着用頻度が極端に少なく、そもそもの需要がありません。また、現在の七五三の子供の親世代が着物に馴染みがないことも原因の一つです。

たたみ方や保管方法が分かる人が少ないので、多くの人が「一回しか着ないならレンタルしたほうがお手軽」と考えます。着用頻度が少なく、七五三の着物を購入したいと考える親世代の人数も少ないため、高価は期待できないのが現状です。

【注意】保存状態や種類によって価格は変動する

実際の買取価格は、保存状態・作家・産地などによって変動します。有名作家や産地の七五三着物には相場より高い値が付くこともあるでしょう。汚れの目立つものだと買取不可なこともあります。

お手元の七五三着物が実際にいくらになるのかは査定に出してみないとわかりません。まずは無料査定に出してみることをおすすめします。

高く売れる七五三の着物の特徴

買取相場の低い七五三の着物の中でも、買取金額が相場の上限に近くなるものの特徴をいくつかご紹介します。

正絹の着物

着物は、絹、麻、木綿などさまざまな素材からできています。その中でも絹100％で作られた「正絹」の着物の買取相場は高めです。

正絹の着物は他の素材に比べて以下のような優れた点があります。

• 美しい光沢
• 通気性が良い
• 肌ざわりが柔らかい
• 着崩れにくい

正絹の七五三の着物は、質が良く高級感もあるので他の素材と比べると高めの買取額が期待できるでしょう。

有名産地で作られた着物

京友禅や加賀友禅など、着物の有名産地で作られた七五三の着物は買取額が高額です。

友禅の中でも職人が模様の一つ一つを手作業で描く「手描き友禅」の着物の市場価格は100,000円以上するものもあります。

また、7歳の女の子の袋帯が有名な帯の産地である京都西陣織の場合にも高値が狙えるでしょう。

老舗メーカーが手掛ける着物

画像引用元：千總

歴史ある着物メーカーの七五三の着物は高く売れます。

千總（ちそう）

創業450年の歴史を持つ老舗着物ブランドが手掛ける七五三の着物は最高級です（上の写真）。

市場価格も驚くほど高く、男の子の祝い着は20～40万ほど、また7歳の女の子の振袖は180万円を超えるものもあります。

品質も間違いなく人気も高いので、七五三の祝い着の中では最高額が狙えるでしょう。

三越伊勢丹

有名老舗デパートである三越伊勢丹の七五三の祝い着も品質の高さでは定評があります。

伊勢丹新宿店や日本橋三越では、七五三のシーズン前にバリエーション豊かな祝い着が並びます。

人気ブランドの着物

子供服ブランドがプロデュースする七五三の着物や、流行を取り入れた人気ブランドも高値です。

メゾピアノ

人気子供服ブランドメゾピアノの七五三の祝い着は、レースやフリルを使った甘い女の子らしいデザインが特徴です（上の写真）。

ラフィネココ

最近流行りのアンティーク柄やレトロ柄を意識した、まるで洋服のようなデザインが特徴のラフィネココの祝い着は若いお母さん世代に人気があります。

購入してすぐの着物

購入後2～10年程の新しい七五三の着物も以下のような理由から高く売れます。

• デザインが新しい
• シミや汚れ、生地の劣化のリスクが少ない

デザインには流行もあるので、新しければ新しい程高く売れる確率が高くなるでしょう。今後着用する予定のない七五三の着物はなるべく早く手放すことをおすすめします。

一式セットが揃っている着物

画像引用元：お祝いの着物

七五三の着物が家にある場合、帯や小物などもセットであるはずです。リサイクルの七五三の着物が欲しいと思う人の大半は、一度に必要なものが全部が揃うセットものが欲しいと考えるでしょう。

買い手のニーズに応えるため、業者も売りやすいセットものは高値で買い取ってくれます。

以下の表を参考に一式揃えて買い取りに出しましょう。

５歳男の子	3歳女の子	7歳女の子
着物	着物	着物
羽織	兵児帯	帯
羽織ひも	被布	帯揚げ
角帯	肌着	帯締め
肌着	長襦袢	しごき
長襦袢	腰ひも　3本	筥迫
腰ひも　3本	足袋	扇子
足袋	草履	肌着
草履	巾着	長襦袢
懐剣	髪飾り	腰ひも　4本
お守り		伊達締め
白扇		帯板
		帯まくら
		三重仮ひも
		足袋
		草履
		バッグ
		髪飾り

もし買取額が付かなかったら

素材や、保存状態のせいで買取額が付かなくても以下の方法で有効活用することができます。

リメイクして使う

画像引用元：カナタツ商店

シミや汚れのある七五三の着物は、買取額がつかないこともあります。そうなった場合、リメイクするのも一つの方法です。

汚れがある着物の場合には汚れのない部分を、また気に入った模様の部分を使って以下のようなさまざまなものを作ることができます。

• バッグ
• 小物入れ
• ぬいぐるみ
• タペストリー

リメイクすることで、思い出の七五三の着物をより身近に感じることができるでしょう。

人に譲る

安価なポリエステルで作られた七五三の着物は、たとえキレイな状態でも買取してもらえないことがほとんどです。

「買い手が付かないから処分するしかない」とあきらめる前に、親戚や知人友人などに譲り、有効活用してもらう方法を考えましょう。

同世代の子供を持つ親世代なら譲り受けたいと考えている人はいるはずです。

七五三の着物をより高く売るコツ

買取の大原則【相見積もり】

できるだけ高い買取価格で売るためにまず押さえたいのが、相見積もりです。複数の買取業者に査定してもらい、一番高値をつけた業者に買い取ってもらいましょう。

着物の買取額は「この着物はこの金額」と決められているものではないため、買取業者によって買取額が違います。

A社では10万円でも、B社では15万円の査定額がつくことも。複数社の査定額を比較することで、買い叩かれることを防ぎ、少しでも高く売ることができます。

査定時には証紙を提出

査定時には必ず証紙を提示しましょう。

証紙があることで、使われている素材・産地・伝統的工芸品かどうかが客観的に証明されるので、買取価格はアップします。

着物についての知識がなくても、証紙があれば安心して査定を受けられますね。

証紙は、その着物の品質を保証する大切なものなので、大切に保管しておきましょう。

良好な保存状態をキープ

シミや汚れなどを防ぎ良い保存状態をキープするためには、日頃からのお手入れが大切です。お手入れ方法は下記のとおり。

• 着用後は風通しの良い場所で数時間陰干し
• シミを見つけたら着物専門のクリーニング業者に相談
• シワにならないようたたみ、たとう紙に包んで保管
• 少なくとも年に一度の虫干し

丁寧なお手入れと保管を行っておくと、いつもキレイな状態で着用することができ、買取時も高値が付きやすくなります。

できるだけ早く売る

絹の着物はデリケートな衣類です。

たとえここ数年着ていなくても、長い間仕舞いっぱなしにしていると、シミができたり虫食いができたりすることは多々あります。

したがって、もう着る機会がないならば、状態が良いうちに早めに買取に出した方が高値が付きます。

シーズンの少し前に売る

七五三の着物の着用頻度の高いハイシーズンは一年の中でも10月下旬から11月下旬頃です。あまり七五三の着物を着る人のいない真冬や春先に売るよりも、9月頃に売る方が買取額が高めになります。

この時期に売れば、買取業者側も在庫として保管しておく期間も短くなり、クリーニングしてからちょうどいい時期に再販することができるからです。

売る時期により買取価格が変動することも頭に入れ、適切なタイミングで買い取りに出しましょう。

まとめ：諦めずまずは査定に出してみよう

七五三の着物の買取相場は0円～5,000円と他の着物と比べると高額買取は望めません。

しかし、正絹や有名産地、老舗ブランドなど高額要素があれば上限の5,000円に近い価格で買い取ってもらうことも十分可能です。

きれいな状態での保管を心がけ、まずは諦めずに一度査定に出してみることをおすすめします。

七五三着物を売るならココ！おすすめ買取業者ランキング

七五三着物を売るのに最適な買取専門業者をご紹介します。